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2016-04-15

Mozilla、Thunderbird 45.0最新版リリース

Mozillaは、メールクライアントソフトThunderbirdをメジャーアップデートした最新安定版「Thunderbird 45.0」をリリースしました。


メールソフト「Thunderbird」
今回のアップデートでは、多くの新機能が搭載されているものの目玉となるものは見当たらず、ユーザビリティを中心とした改善が行われているようです。



Thunderbird 45.0の新機能


■新機能

  • 送信者と受信者を組み合わせた「通信相手」列を追加しました。
  • XMPP のチャットルームとコマンド対応を大幅に改善しました。
  • リモートコンテンツに例外を追加するオプションを改善しました。
  • メッセージがプレーンテキストに変換されて予期せず書式が失われるのを防ぐため、常に HTML 形式を使用するオプションを用意しました。
  • 地図に OpenStreetMap を採用しました。(好きな地図サービスを選択することも可能です)
  • 件名入力欄でスペルチェックと辞書の選択を可能にしました。
  • メッセージ編集画面に特定のフォントサイズ設定を可能にするドロップダウンリストを追加しました。
  • メッセージ編集画面で Return/Enter キーを押すことで、初期設定で新段落を挿入するようにしました。(改行は Shift+Enter で挿入できます)
  • Mail.ru が OAuth 認証に対応しました。
  • メッセージのヘッダから名前とメールアドレスをコピーできるようにしました。
  • メッセージ編集時に送信者を編集できるようにしました。

■修正

  • 中国語、日本語あるいは韓国語で書かれたメッセージの送信時に余計な空白が本文に挿入される問題を修正しました。
  • メッセージ内の不可視 HTML 部分までスペルチェックが行われてしまう問題を修正しました。
  • 新規メッセージとして編集された下書きを保存する際に、元の下書きが上書きされてしまう問題を修正しました。
  • 編集、転送時に外部画像が表示されない問題を修正しました。
  • メッセージ返信時に書式設定前のブロックを正しく維持するようにしました。
  • IMAP メッセージの解析中にクラッシュする場合がある問題を修正しました。
  • プレーンテキストエディタからのコピー&貼り付けで空白類 (複数の空白文字、タブ、改行) が失われる問題を修正しました。
  • 下書きを開く際や、転送時、返信時、あるいは「新しいメッセージとして編集」を選択した際に、メッセージ編集画面に間違った文字エンコーディングが適用される問題を修正しました。
  • グループ化の並び替え順を変更できなかった問題を修正するとともに、任意の列グループ化を可能にしました。
  • メールボックスに保存される新着メッセージの順序が受信順と異なる問題を修正しました。
  • Box.com に添付ファイルをアップロードできない問題を修正しました。
  • OS のファイルフォルダから複数のファイルをドラッグ&ドロップで添付できない問題を修正しました。
  • 大勢の友達を抱えたユーザが XMPP への接続に失敗する問題を修正しました。

既知の問題


■未解決
  • Outlook や Eudora からのインポートが正しく動作していません。

なお、前バージョン「38.7.2」からいきなり「45.0」への飛び石アップデートで、自動アップデートは現在のところ行われていない模様です。最新版「Thunderbird 45.0」へのアップデートは、Mozillaの「Thunderbird」サイトより行うことができます。

https://www.mozilla.org/ja/thunderbird/


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