で、「更新プログラムの確認」ボタンをクリックして更新確認及びアップデートを行うと、延々アップデート確認をしている状態のままとなってしまいました。いつになっても終わらない、始まらない状態です。
Windows Updateが実行できない状態となってしまい、試した方法について記しておこうと思います。ちなみに、試した該当Windowsのバージョンは「Windows Vista」です。以下の3つの項目を順次試してみました。
●目次
1.Windows Updateコンポーネントを自動的にリセットする
Windows Updateコンポーネントを自動的にリセットする方法は、Microsoftサポートに載っていた「Fix it で解決する」を見て行いました。Windowsのバージョンによって以下のリンクをクリックしてexe.ファイルをダウンロードして実行します。
▶︎Windows Vista および Windows XPの場合
▶︎Windows 8.1、Windows 8、および Windows 7の場合
試したところ、以下のように「Windows Updateエラー 0x8024402」及び「最新の更新プログラムのインストールに関する問題」が未解決のままでした。
上記の未解決の問題を解決しない限り、解決はおぼつかないようです。
2.Windows Update コンポーネントを手動でリセットする
上記の「「Windows Updateコンポーネントを自動でリセットする」方法ではダメだったので、今度は手動で行ってみることにしました。
Windows Updateコンポーネントの関連ファイルを削除し、最新の Windows Update エージェントをインストールするというものです。コマンド プロンプトでの作業となるため、レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。問題が発生した場合に対処するためには、「復元用のレジストリをバックアップ」を行うようにしましょう(行う際は、自己責任で!)。
まずは、コマンド プロンプトを開きます。Windows Vista及びWindows 7であれば、Windowsスタートアイコンをクリックして、「cmd」を検索します。表示されたコマンド プロンプトのアイコンを右クリックし、[管理者として実行]します。
すると、コマンド プロンプトの画面が表示されます。
- BITS サービス、Windows 更新プログラム サービス、および暗号化サービスを停止します。そのためには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、 Enter キーを押していきます。
- net stop bits
- net stop wuauserv
- net stop appidsvc
- net stop cryptsvc
- Qmgr*.dat ファイルを削除します。コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
- コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
- BITS ファイルおよび Windows の更新プログラム ファイルを登録します。そのためには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。各コマンドの入力後に Enter キーを押しているかどうかを確認します。
- regsvr32.exe atl.dll
- regsvr32.exe urlmon.dll
- regsvr32.exe mshtml.dll
- regsvr32.exe shdocvw.dll
- regsvr32.exe browseui.dll
- regsvr32.exe jscript.dll
- regsvr32.exe vbscript.dll
- regsvr32.exe scrrun.dll
- regsvr32.exe msxml.dll
- regsvr32.exe msxml3.dll
- regsvr32.exe msxml6.dll
- regsvr32.exe actxprxy.dll
- regsvr32.exe softpub.dll
- regsvr32.exe wintrust.dll
- regsvr32.exe dssenh.dll
- regsvr32.exe rsaenh.dll
- regsvr32.exe gpkcsp.dll
- regsvr32.exe sccbase.dll
- regsvr32.exe slbcsp.dll
- regsvr32.exe cryptdlg.dll
- regsvr32.exe oleaut32.dll
- regsvr32.exe ole32.dll
- regsvr32.exe shell32.dll
- regsvr32.exe initpki.dll
- regsvr32.exe wuapi.dll
- regsvr32.exe wuaueng.dll
- regsvr32.exe wuaueng1.dll
- regsvr32.exe wucltui.dll
- regsvr32.exe wups.dll
- regsvr32.exe wups2.dll
- regsvr32.exe wuweb.dll
- regsvr32.exe qmgr.dll
- regsvr32.exe qmgrprxy.dll
- regsvr32.exe wucltux.dll
- regsvr32.exe muweb.dll
- regsvr32.exe wuwebv.dll
- Winsock をリセットします。コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
- netsh winsock reset
- Windows XP を実行している場合は、プロキシの設定を構成する必要があります。コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
- proxycfg.exe -d
- netsh winhttp reset proxy
- BITS サービス、Windows 更新プログラム サービス、および暗号化サービスを再起動します。そのためには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。各コマンドの入力後に Enter キーを押しているかどうかを確認します。
- net start bits
- net start wuauserv
- net start appidsvc
- net start cryptsvc
- Windows Vista のみ:BITS キューをオフにします。コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
- bitsadmin.exe /reset /allusers
Del "%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Microsoft\Network\Downloader\qmgr*.dat"
cd /d %windir%\system32
上記の処理が終了したら、最新のWindows Update エージェントをインストールします。Windowsサポートページ「Windows Update エージェントを最新バージョンに更新する方法」にアクセスし、使用しているWindowsのバージョンに合わせて、ダウンロード&インストールします。
●インストールされている Windows Update エージェントのバージョンを確認する方法
- % システム ルート %\system32 フォルダーを開きます。% システム ルート %は、Windows がインストールされているフォルダーです。たとえば、 % システム ルート %フォルダーは、C:\Windows です。
- Wuaueng.dll を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [詳細] タブをクリックし、ファイルのバージョン番号を探します。
PCを再起動
インストールが完了したら、コンピューターを再起動します。
上記処理を行っても、問題が解決されない場合の対処
上記の「2.Windows Update コンポーネントを手動でリセットする」の手順1〜8の処理を行って、PCを再起動しても、問題が解決しない場合には以下の処理を行います。
まずは、コマンド プロンプトを[管理者として実行]で起動します。
- ソフトウェア配布フォルダーのバックアップ コピーの名前を変更します。そのためには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
- Ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.bak
- Ren %systemroot%\system32\catroot2 catroot2.bak
- BITS サービスと Windows Update サービスを、既定のセキュリティ記述子にリセットします。そのためには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
- sc.exe sdset bits D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
- sc.exe sdset wuauserv D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
上記処理が完了したら、PCを再起動します。
3.システム更新準備ツールを使う
上記1.2.を行っても解決しない場合には、「システム更新準備ツール」を試してみましょう。
システム更新準備ツールは、Windowsの更新プログラムやService Packのインストールを妨げる可能性のある問題を修正するために利用できるツールです。たとえば、破損したシステム ファイルが原因の場合、更新プログラムによってコンピュータで実行されているWindowsのバージョンを認識できずに、その更新プログラム自体がインストールされない可能性があります。こうした問題を解決できる場合があります。
- まず、問題のPCで、以下のWindowsのバージョンに対応するリンクをクリックします。 ※実行しているWindowsのバージョンを確認するには、、[スタート]→[コンピュータ]→[プロパティ]で確認することができます。
- Windows Vista 32 ビット (x86)
- Windows Vista 64 ビット (x64)
- Windows 7 32 ビット (x86)
- Windows 7 64 ビット (x64)
- Windows Server 2008 32 ビット (x86)
- Windows Server 2008 64 ビット (x64)
- Windows Server 2008 Itanium ベース
- Windows Server 2008 R2 64 ビット (x64)
- Windows Server 2008 R2 Itanium ベース
- すると、各々のWindowsバージョンごとのMicrosoft ダウンロード センター・サイトが表示されるので、ページの表示されている[ダウンロード]ボタンをクリックします。
- 次に、ダウンロードしたプログラムをクリック、表示画面の[OK]ボタンをクリックして[Windows Update スタンドアロン インストーラ]を実行します。
- [Windows Update スタンドアロン インストーラ]が起動し、インストールの準備が始まります。 ※注意:ツールをインストールするには数分かかる場合があります。進行状況バーが停止しているように見えても、インストールはキャンセルしないでください。
- 「次のWindowsソフトウエア更新プログラムをインストールするには[OK]をクリックしてください:」メッセージ画面で、[OK]をクリックします。
- 「更新プログラムがインストールされています。」ダイアログ ボックスが表示され、インストールが開始されます。
- [インストールの完了]ダイアログ ボックスが表示されたら、[閉じる]をクリックします。
インストールが完了したら、Windows Updateを試してみましょう。Windows PCを再起動してWindows Updateを開いてみましょう。
多分上記のように、何も変わっていない状態かと思います。ここで「更新プログラムの確認」ボタンをクリックします。
Windows Updateの「更新プログラムを確認しています…」画面に移行します。ちょっと時間がかかることを覚悟して、しばらくそのままにしておきましょう(私の場合は2時間ぐらいかかりました)。
すると、更新プログラムが表示され、「更新プログラムをコンピューターにインストールします」画面が表示されました。「更新プログラムのインストール」ボタンをクリックすることができ、通常通りになりました。
KB3102810
返信削除7を再インストールして、更新プログラムを確認していますで進まなかったのですが、上記をインストールすると、スルルスルと確認しました。