【iOS 9】CDからiTunesにインストールした楽曲がiPhoneに同期できないときの対処法

Appleは、9月17日「iOS 9.0」を、そしてその数日後の24日に「iOS 9.0.1」をリリースしました。多くのユーザがiOS 9へのアップデートを行った、あるいはiPhone 6s/6s Plusへの機種変更や新規購入により、iOS 9を体験しているユーザーも多いものと思います。これまでもiPhoneを使っていて、iOS 9になってiTunesに入れてあるCDの楽曲の同期、iPhoneへのインストールが出来ない、iTunesのマイミュージックにはあるのに同期できないのはなぜ？と思ったユーザーの方も多いんじゃないでしょうか。

これはiOS 9になってiPhone側のデフォルトの設定で「iCloudミュージックライブラリ」がオンになっているためです。「iCloudミュージックライブラリ」がオンになっていると、使用しているすべてのデバイスでアクセスできて便利なのですが、外出先で聞こうとするとWi-Fiやモバイル通信環境が必須になってしまいます。いちいち通信環境を必要とするのは、特にモバイル通信環境で聞く場合には通信料や通信量を気にしなくてはなりません。自分の持っているCDなどの楽曲をiTunesに入れている場合には、iPhoneに入れて持ち歩きたいですね。今回は、CDなどからiTunesにインストールした楽曲をiPhoneにインストールする方法についてです。

iOS 9をインストールした際にiTunesのミュージックを開くと、以下のように「iCloudミュージックライブラリはオンです 」画面が表示されます。そして画面下部のiPhoneのディスク領域を示すゲージには、CDなどからインストールした楽曲を示す「オーディオ」領域がありません。

CDからiTunesにインストールした楽曲をiPhoneに同期する方法

自分で所有しているCDなどの楽曲をiTunesに保存していて、それをiPhoneにインストールするには、「iCloudミュージックライブラリ」を「オフ」にする必要があります。この設定を「オフ」にするには、iPhoneの設定を変更します。

1. まず、ホーム画面から［設定］アプリをタップし、［ミュージック］をタップします。





2. ［ミュージック］画面では、「ライブラリ」セクションにある［iCloudミュージックライブラリ］の設定を「オフ」にします。





3. 「iCloudミュージックライブラリをオフにするこの操作を行うと、Apple Musicの曲がこのデバイスからすべて削除されます。」の確認画面が表示されます。ここで「オフにする」をタップします。





4. すると、「ライブラリ」セクションの表示が以下のように変更されます。

上記の設定を行ったら、MacなどのパソコンにあるiTunesとiPhoneを繋げて、iTunesに表示されたデバイスを選び、「ミュージック」を開きます。先ほどは、「iCloudミュージックライブラリはオンです 」画面が表示されていましたが、今回は下記のような画面になっているはずです。

「音楽を同期」にチェックを入れ、「ミュージックライブラリ全体」「選択したプレイリスト、アーティスト、アルバム、およびジャンル」「ミュージックビデオを含める」「ボイスメモを含める」などのメニューから、自分の設定したい項目を選んでチェックします。同期するものの設定が終わったら、画面最下段の右サイドにある「同期」ボタンをクリックすれば同期が開始され、終了すると以下のように「オーディオ」として指定した楽曲がiPhone側にインストールされます。

これで外出中も通信を気にせずに保存した楽曲を聴くことができるようになりました。


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