2015-07-22

【Excel】Excel2013 リレーションシップ機能を利用してピボットテーブルで集計する方法

以前「"ピボットテーブル"機能」を紹介しましたが、今回はその続きで、リレーションシップ機能を利用して2組のデータを関連付けて、ピボットテーブルで集計する方法をご紹介します。

Excel2013 リレーションシップ機能を使ってピボットテーブルで集計する方法

Windows Excel2013で説明していきます。
関連付けて集計するデータは以下の2組です。それぞれ共通する番号を振ってあります。項目名は異なっていてもかまいません。データの並び順はバラバラでもかまいません。

元のデータ

関連付けるデータ


リレーションシップ機能を利用して集計する方法


Step.1 すべてのデータをテーブルにする

[挿入]→テーブルグループの[テーブル]を選択し、[テーブルの作成]ダイアログボックスでデータ範囲を指定します。すると色がつきます。

テーブルの挿入


テーブル化

すべてのテーブルに名前をつけましょう。[デザイン]→プロパティグループのテーブル名欄にテーブル名を入力します。「元テーブル」と「スマホ」にしました。

テーブル名の入力

Step.2 「元テーブル」をピボットテーブルに変える

「元テーブル」を表示して、[挿入]→[ピボットテーブル]を選択します。

元テーブル

ピボットテーブル挿入

[ピボットテーブルの作成]ダイアログボックスで、[このデータをデータモデルに追加する]にチェックを入れます。

ピボットテーブルの作成

Step.3 リレーションシップを作成する

ウインドウが開くので[すべてのフィールド]を選び、表示された2組のテーブルのフィールドをいくつかチェックを入れると、[テーブル間のリレーションシップが必要である可能性があります]という黄色い枠でメッセージが表示されますので、その横の[作成]ボタンを押します。

リレーションシップの作成メッセージ

[リレーションシップの作成]のダイアログボックスで、左側にそれぞれ2組のテーブルを選択し、右側にそれぞれ2組の関連付ける列を選択します。

リレーションシップの作成

Step.4 再びピボットテーブルで集計する

再度フィールドを選択し直すと正しく集計結果が表示されます。さきほどのメッセージは表示されません。

リレーション後のピボットテーブル集計

2010以前のバージョンでは、関連付けする都度、VLOOKUP関数を使わなければ、こういった集計はできませんでした。進化したExcelに脱帽です。今後Accessくらいに進化するとなおうれしいのですが。


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