Microsoftは2015年6月10日 (日本時間)、6月のWindows Updateとして計8件(緊急2件、重要6件) の新規セキュリティ情報を公開しました。新規セキュリティ情報を公開すると共に、既存のセキュリティ アドバイザリ 2 件と既存のセキュリティ情報 1 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに確認した 4 種類のマルウェア (Win32/Gatak、Win32/BrobanDel、Win32/OnLineGames、Win32/Bagopos) に対応しています。なお、セキュリティ情報番号 MS15-058 は、今後公開されるセキュリティ情報で使用されます。
緊急度の一番高い「緊急」パッチ2件では、Internet ExplorerやMicrosoft フォントドライバーなどの脆弱性が修正されています。そのうちの1件は、「Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム」で、新しく報告された脆弱性20件以上の修正(その多くはHewlett-PackardのZero Day Initiativeから報告されたもの)などで構成され、現行のWindowsを搭載したすべてのシステム、デスクトップ、サーバを対象としています。もうひとつは、「Windows Media Playerの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3033890)」脆弱性を修正するもの。こちらはWindows 7、「Windows Vista」、「Windows Server 2008 R2」とそれ以前のバージョンにのみ影響するものとなっています。
▶︎2015 年 6 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
▶︎2015 年 6 月のセキュリティ情報 (月例) 日本のセキュリティチーム
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