【Excel】エクセルのバージョンやファイルの互換性チェックなんて関係無し！関数でグラフを作る方法

エクセルのグラフオブジェクトでグラフを作ると、新機能が増えて便利になった一方で、やれ「バージョンが…」、やれ「互換性が…」など面倒なことも増えます。
今回はそんなことを考えなくてすむ、全バージョン共通の関数だけを使ってグラフを作る方法をご紹介します。

エクセルのバージョン、ファイルの互換性なんて…そんなの関係ねぇ！

ということで、使用するのはREPT（リピート）という関数だけです。ビジュアルはシンプルな棒グラフになります。

ちなみにこのグラフのファイルサイズは11KBでした。試しに同じデータをグラフオブジェクトでグラフ化したところ、16KBと少し大きくなってしまいました。今回ご紹介する方法は数式しか使わないのでファイルサイズが小さくてすみます。

REPT関数でグラフを作成する方法

入力するのは２箇所だけなのでとても簡単！

1. グラフを表示したいセルでREPT関数を挿入します。今回は前述の画像のようにA列にデータを入力しB列にグラフを表示します。まずはB1セルに挿入しましょう。





2. [文字列]と[繰り返し回数]の入力欄が表示されます。





3. [文字列]欄にグラフに使う文字を入力。今回は縦棒[|]を使います。入力方法は[SHIFT]＋[￥]です。
4. [繰り返し回数]欄にグラフ化するデータがあるセル（A1セル）を指定し[OK]を押します。B1セルの数式は[=REPT("|",A1)]になります。
5. 数式があるB1セルをコピーして、B2セルからB5セルに貼り付けて完成です。




関数を値貼り付けで文字列にすれば、フォントサイズや色、太字などスタイルを自由に変更できます。




使う文字を変えるとイメージが変わります。上から順に、[>]、[]]、[-]、[W]を使用してみました。

縦棒グラフにする方法

横棒グラフだけでなく縦棒グラフにすることも書式を変更すれば可能です。

1. データと関数を横に配置します。今回はA1セルからE1セルに関数、A2セルからE2セルにデータを配置します。





2. 関数が入ったセル（A1セルからE1セル）をすべて範囲選択して右クリック→[セルの書式設定]→[配置]タブの文字列の方向を90度にしてください。ついでに見栄えをよくするため、[文字の配置]の[横位置]を[中央揃え]、[縦位置]を[下詰め]にしましょう。そして[OK]を押してください。





3. １行目の幅を広げて完成です。

ぜひお試しください。


【Excel関連記事】
●エクセルで土日祭日をすっとばす数式WORKDAY関数の使い方
●エクセル（Excel）2013は使える！？使えない！？困った時の対処法、作業効率アップの小技、エクセルの驚きの仕様など紹介