今回の「Firefox 38ベータ版」では、新規タブ・ベースの環境設定、リーダーモードの搭載、ページロード時間の改善などいくつかの新機能や変更・改善が行われています。
Firefox 38ベータ版での変更点
■新機能
- 設定画面が新しくなり、タブを用いたものになりました
- いま開いてるタブ、もしくはウィンドウを Hello の通話でシェアできるようになりました。この機能はベータサイクルの前半で有効になります
- リーディングリスト機能が実装されした。この機能はベータサイクルの前半で有効になります
- ルビをサポートしました
- このバージョンに基づいて、次の延長サポート版 (ESR) が作成されます
■変更
- ユーザ名及びパスワード用のフィールドでは、autocomplete=off が無効となりました
- URL パーサが URL のフラグメント部分への設定時のパーセントエンコード、および URL の仕様に従って文字列からフラグメント部分を取得する場合のパーセントデコードを行わなくなりました
- RegExp.prototype.source が、空の正規表現に対して "(?:)" を返すようになりました
- speculative connection warmup によってページのロード時間が短くなりました
■HTML5
- Web Workers から WebSocket が利用できるようになりました
- BroadcastChannel API が実装されました。詳細は hacks ブログの記事をご覧ください
- srcset と picture 要素が実装され、レスポンシブ・イメージが利用できるようなりました
- DOM3 イベントの KeyboardEvent.code が実装されました
- Mac OS X:Media Source Extensions (MSE) API の一部分が実装され、Youtube のネイティブ HTML5 再生が可能になりました
- Encrypted Media Extensions (EME) API が実装され、暗号化された動画や音声を再生できるようになりました
- EME を利用して DRM コンテンツを再生するために、Adobe Primetime Content Decryption Module (CDM) が自動的にダウンロードされます
■開発者
- 最適化によって削除される変数が、デバッガから確認できるようになりました
- XMLHttpRequest のログが視覚的にラベルづけされてWeb コンソールに表示されるようになりました。また通信ログから XMLHttpRequest のみを抜き出すことが可能になりました
- コンソールで copy コマンドが利用できるようになりました
- WebRTC で複数ストリームの利用と、再ネゴシエーションがサポートされました
ベータ版を試したい方は、Firefox 38ベータ版の「システム要件」を確認の上、ベータ版ダウンロード・ページより今すぐインストールすることができます。
▶︎ Firefox 38システム要件
▶︎ Firefox Developer Edition & Beta ダウンロード
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