昨日から新年度の企業も多く、推定89万人の新社会人がデビューしました。
公益財団法人日本生産性本部が毎年3月下旬に発表している、「新入社員のタイプ」。
平成27年の今年は、「消せるボールペン型」。
内容を見てみると、
「見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてします(離職してしまう)。」
(「出典:公益財団法人 日本生産性本部」)
また、平成27年度入社組の就職活動の特徴として、
・企業業績の回復により大卒就職内定率が増加(86.7%)
・時間短縮型就活の第3期生
が挙げられます。
2011年前後の就職活動の超氷河期を超え、リーマンショック前の水準へ近づきつつあるとのこと。現在の各企業の新卒採用状況を見ると、現在就職活動中の平成28年度入社組もこの恩恵(?)を引き続き受けられそうです。
現役生であれば、高校1年生の時にリーマンショックが起こり、東日本大震災の直後に大学入学と、様々な状況変化に対応せざるを得なかった世代。
ちなみに直近3年間の同調査を見てみると、
・平成26年度入社組:「自動ブレーキ型」
・平成25年度入社組:「ロボット掃除機型」
ここ3年の共通点としては、
・機能性(使い勝手)が良い
・自分で自分を制御できる(消せるボールペンは違うかもしれません・・・)
あくまでも「全体」を通した特徴なので、杓子定規的に「今年の新入社員はこうだ!」と決めつけるのは危険ですが、この世代と接点がある場合は、一つの傾向として、予備知識的に知っておいても損はないかと思いました。
参考までに、調査がスタートした昭和48年度入社組は「パンダ型」とのこと。
社会人の方であれば、自分が入社した時の特徴を振り返ってみてみるのも、面白いかもしれません。
▶︎新入社員意識調査・特徴とタイプ
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