iPhone 6の場合、仕様には、連続通話時間は3Gで最大14時間、インターネット利用なら3Gで最大10時間、4G LTEで最大10時間、Wi-Fiで最大11時間となっています。また、HDビデオ再生の場合では最大11時間などとなっています。でも、この値は体感しているものとは大きな隔たりがあるように思います。
とてもこんな長時間使えるような実感はわかないというユーザーが多いんじゃないでしょうか。生活スタイルも変わり、多くの時間をiPhoneなどのスマートフォンで過ごすことも確か。日に数回「バッテリーを充電をしなきゃ保たない」というヘビーユーザーも少なくないんじゃないでしょうか。
充電にかかる時間はけっして短くありません。日に数回も充電していたら、当然ですがその間、iPhoneが使えないこともあります。まめに充電するのはいいが、その時間はなるべく短いほうがいいですよね。
じゃあ、どうするか?“倍速充電”なんてことが出来たらいいですよね。そんな便利な方法があったらいいですよね。ネットをググったらありました。しかも超簡単!「機内モード」を“オン”にしてから充電するだけ!たったこれだけで倍速充電できるって本当?!
早速、実際のこんな簡単な方法で充電時間が短縮されるか試してみましょう。テスト環境は、「iPhone 6」を使用し、「充電80%」の状態から「充電85%」になるまでの時間を計測しました。充電の仕方は、通常のiPhone付属のLightningコネクタをパソコンにUSB接続によって行いました。
「機内モード」を“オフ”にした状態での充電
「機内モード」を“オン”にした状態での充電
「機内モード」を “オフ”にした状態での充電時間「6分6秒98」、“オン”では「5分43秒38」でした。その差は約24秒で、若干速いかなという程度のものでした。
手動での計測でもあり、iPhoneの画面のパーセント表示も小数点のないものなので、その辺りが影響した可能性はありますが、結果として、今回のiPhone 6での検証ではさほど充電が速くなるとは言えないようです。残念ながら、「機内モード」にしても期待通りの充電速度は得られないものと思います。ひょっとしたら、iPhone 5や5s、あるいは4、4S辺りでやれば別の結果が得られるかもしれませんね。
倍速充電が出来るはずの根拠
今回の充電方法のミソは「機内モード」を“オン”にしておくことです。Apple サポート・サイトで「iOS:機内モードについて」を見ると、「設定」画面から機内モードに切り替えると、「以下のワイヤレス接続やサービスがオフ」になります。
- 携帯電話ネットワーク (音声およびデータ)
- Wi-Fi
- Bluetooth
- GPS
- 位置情報サービス
上記の設定が全て“オフ”になり、充電中に不必要な接続やサービスによる通信がシャットダウンされた状態となり、バッテリーを消耗しないというわけです。このため、iPhoneの消費電力が抑えられ、高速充電が可能になるというわけです。スマートフォンの通信の送受信にかかる電波の消費電力は思いの外、高いということです。
残念ながら、今回の検証結果からは、 「機内モード」で倍速充電できるという結果にはなりませんでした。高速充電の方法は別の方法を考えたほうがよさそうです。
また、別の方法を試したものを近いうちに当ブログに掲載しようと思います。
▶︎iOS:機内モードについて - Apple サポート
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