【iOS 8】ロック画面から情報が漏れる？ロック画面に表示される情報を管理する方法

パスコードやTouch IDでiPhone／iPadをロックしてれば安心？ロック中でもSiriや通知センター、コントロールセンター機能を利用出来ちゃいます。そこから発・着信履歴やメールなどが他人に知られる可能性があります。

多くのiOSユーザーがパスコードやTouch IDでセキュリティ対策をしているものと思われます。これだけで十分だと思っているユーザーも多いかもしれません。でも、iOS 8のデフォルト設定では、ロック画面からSiriや通知センター、コントロールセンター機能が普通に使えてしまいます。

確かに、ロック解除しなくてもこれらの機能が使えるのはすごく便利ですね。届いた新着メールを始め、今日のスケジュールやクラウドサービスのDropboxやEvernoteなどの保存情報、ウィジェットアプリを登録していればその内容を閲覧することが出来てしまいます。また、Siriに発・着信履歴を問い合わせることだって出来ちゃいます。そう、ロックされた状態のままで…。

自分のiPhoneなどのiOSデバイスは手元から離さなければ問題ないですが、テーブルに置き忘れたり、デバイスを落としたなんてこともありえます。そんな時に他人が悪意ある無しに関わらず覗き見ることは充分考えられます。

デフォルト設定だとスケジュール、電話の発・着信履歴、クラウドサービスに保存したファイル情報などがロック画面から手にすることが出来てしまいます。仕事で使っているならなおさら、プライベートでのみ使っていたとしても他人に見られて気持ちいいものではありません。

Siriや通知センターはロック画面から見られないようにして、ロック解除後に操作するのが一番です。利便性とセキュリティは逆相関にあります。セキュリティ対策として、多少の利便性は犠牲にせざるを得ません。

ロック画面からの操作を全面的にオフにする方法から、情報を絞って最小限の利便性を保つ設定まで、自分のライフスタイルに合わせて設定しましょう。

ロック画面での操作を全面的にオフにする方法

ロック画面で表示される通知センターなどをすべて表示しない場合の設定は、［設定］→［Touch IDとパスコード］と進み、［Touch IDとパスコード］画面を下にスクロールして「ロック中にアクセスを許可」項目をすべて「オフ」にすればOKです。

iPhoneの［設定］画面を開き、表示メニュー［Touch IDとパスコード］をタップします。

［Touch IDとパスコード］が表示されたら、下にスクロールして「ロック中にアクセスを許可」項目にあるすべての設定を「オフ」にします。「オフ」にすると、以下の機能がロック画面で使えなくなります。

今日

通知の表示

Siri

Passbook

メッセージで返信

ロック画面で、すべての表示機能を「オフ」にしてしまえば、セキュリティ的には安心ですが、iPhoneを使っている利便性が損なわれます。ロック解除すれば、各々の機能が使えるわけですが、いちいちロックを解除して、というのはちょっと面倒に感じることがありますね。「Siri」は危険なので“オフ”、「通知の表示」は通知センターの設定画面で通知を受けたいアプリのみロック画面での表示を“許可”しましょう。というように、自分のiPhoneの使用スタイルに合わせて、ロック画面での表示を部分的にカスタマイズすることが出来ます。