“初めての開発者専用ブラウザ”であること以外に、具体的な詳細については触れられていませんが、リリース予定の11月10日はFirefoxの誕生10周年の記念日でもあります。MozillaWikiサイトでは、「Firefox's 10 Year Anniversary」と題して「We are kicking things off with a 33.1 release, shipping on Monday, 11/10」とし、11月10日（月）に「Firefox 33.1」をリリースすると公表しているようです。
“Web 向けに何かを作るとき、開発者は無数のツールを組み合わせて使いますが、一緒に使うと上手く行かないことも少なくありません。そのため皆さんプラットフォームやブラウザに応じて異なるツールを切り替えて使わざるを得ず、生産性が落ちてしまいます。”
“私たちは開発者の利益を最優先に考えてブラウザ全体のデザインを見直しています。開発者による、開発者のためのブラウザとして、Web 全体をデバッグして素晴らしい Web 体験をより簡単に作れるようにします。”
Mozillaは、新らしい「Firefox」について、2014年に開始された2つのMozilla開発者プロジェクトが含まれると言っています。ひとつはブラウザベースのプログラミング環境である「WebIDE」、そしてもうひとつは「Firefox Tools Adaptor」です。
「WebIDE」は、開発の煩雑さを解消してくれます。多くの開発ツールやテンプレートがあちこちのサイトで公開されているために、アプリなどを開発する際にはこれらを探し出すことが開発の足かせとなっていたりします。WebIDEを利用することで、クリック1つでアプリのひな形を作成できたり、編集やテストなどのアプリ開発に必要な機能を併せ持っているために、ゼロから環境を用意することなくアプリ開発を開始することができるとのことです。
「Firefox Tools Adaptor」は、Firefoxの開発者ツールを使用するプログラマーが、作成したWebサイトやWebアプリで、メジャーなWebブラウザでどのように動作するか確認できるようにします。例えば、PC版やiOS版、Android版での各々のChromeブラウザでの動作環境テストが出来、確認することが出来ます。
今のところ、11月10日にリリースされること以外、明確な詳細はわからないのですが、より開発プロセスが容易になる簡便なプラットフォームを開発者に提供してくれることは間違いなさそうです。
▶︎ 初めての開発者専用ブラウザを近日リリースします | Mozilla Japan ブログ
▶︎ The First Browser Dedicated to Developers is Coming | The Mozilla Blog
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