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2014-11-01

【iOS 8】iPhoneのパスコードを忘れた、または無効になった時の解決方法

iPhone、iPad、iPod touchなどのiOSデバイスにパスコードを設定しておくことで、データが保護されセキュリティが向上します。この大切なパスコード、子供さんがいじって違うパスコードを設定してしまったり、パスコードがわからなくなったりして、自分や他の人が間違ったパスコードを何度も入力してしまうと、iOSデバイスが一時的に使えなくなってしまいます。


iPhoneなどのiOSデバイスで、間違ったパスコードを入力し続けるとデバイスが一時的に使えなくなり、以下のように「使用できません」メッセージが表示されます。


パスコードを忘れてしまった場合には、ユーザーの使用環境により、iTunes、「iPhoneを探す」、またはリカバリモードを使ってデバイスのデータと設定を消去する必要があります。この場合、iPhoneは工場出荷状態に初期化されます。その後、バックアップを使って最新のデータと設定をデバイスに戻します。



iTunesを使って初期化(工場出荷状態)、復元


デバイスをiTunesと同期したことがある場合は、デバイスを復元できます。「パスコードを忘れた」iPhoneで、過去に同期を行ったことのあるMacやWindows PCのiTunesを使って行う方法です。

  1. 「パスコードを忘れた」iOSデバイスをパソコンに接続します。

  2. iTunesを起動します。
  3. この段階でパスコードの入力を求められたら、同期したことのある別のパソコンで試すか、「リカバリモードを使う」方法を試してください。

  4. iTunesの設定が自動同期設定になっていれば、ここで自動的にバックアップが作成されます。自動同期設定でない場合には、iTunesとデバイスの同期を手動で行いましょう。

  5. iTunesのデバイス[概要]画面にある「iPhoneを復元…」をクリックします。


  6. すると、「お使いの iPhone“iPhone5s”を工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか?メディアやその他のデータはすべて消去され、最新バージョンの iPhone がインストールされます。」メッセージが表示されます。「復元とアップデート」をクリックします。


    ※ここでデバイスが出荷状態に初期化されます。出荷状態で復元をすることでパスコードの再設定画面が表示されます。

  7. iPhoneが再起動して出荷状態に復元されます。出荷状態への復元が終わると、再度iPhoneが再起動してiTunesに認識されます。

  8. iOSデバイスの「設定アシスタント」の設定画面で、「iTunes バックアップから復元」を選択します。

  9. パソコンのiTunesに下図のような画面が表示されるので、「このバックアップから復元」を選び、プルダウンメニューから復元するバックアップリストを選択して、「続ける」ボタンをクリックします。

出荷状態に初期化された時点でパスコードも未設定状態になります。パスコードを登録する場合には、iOSデバイスの「設定アシスタント」でのパスコード設定画面で行うことができます。


「iPhone を探す」を使って初期化(工場出荷状態)、復元


「iPhone を探す」が有効になっていれば、「iPhone を探す」機能でiPhoneのデータを消去することができます。

  1. まず、「iCloud」にアクセスしてログインします。「iPhone を探す」が有効になっているかどうか確認します。


  2. 次に「iPhoneを探す(Find My iPhone)」画面の上部の「すべてのデバイス(All Devices)」をクリックします。すると、デバイスの一覧が表示されます。


  3. 表示されたデバイス一覧から「パスコードを忘れた」iPhoneを選択して「iPhoneの消去」をクリックします。


  4. すると、該当iPhoneのすべてのコンテンツと設定が消去されデータおよびそのパスコードが消去されます。

  5. 上記の「iTunesを使って初期化(工場出荷状態)、復元」と同様に、デバイスで設定アシスタントを使って、デバイスの最新のバックアップを復元します。


「リカバリモード」を使って初期化(工場出荷状態)、復元


iTunesでiPhoneを同期したことがない、「iPhone を探す」が設定されていない、または自分のコンピュータを利用できない場合には、この方法が有効です。iPhoneをリカバリモードにして、デバイスのデータおよびそのパスコードを消去します。その後、新しいiPhoneとして設定するか、バックアップからデータを復元します。

  1. まず、iPhoneに繋がっているすべてのケーブルを取り外します。

  2. デバイスの電源を切ります。

  3. ホームボタンを押したままにします。ホームボタンを押したまま、デバイスをiTunesに接続します。デバイスの電源が自動的に入らない場合は、電源を入れます。

  4. リンゴマークが表示され、「iTunesに接続」画面が表示されるまで、ホームボタンを押し続けます。

  5. iTunesに、iPhoneのリカバリーモード画面が表示され、「“iPhone”のソフトウェアは、工場出荷時の設定に復元するか、アップデートする必要があります。」というポップアップ画面が表示されます。ここで「復元」をクリックします。


  6. ポップアップ画面の「復元」ボタンをクリックすると、iPhoneが出荷状態(初期化)に復元されます。

  7. 後は、上記の「iTunesを使って初期化(工場出荷状態)、復元」と同様に、デバイスで設定アシスタントを使って、デバイスの最新のバックアップを復元すればオーケーです。


注意!パソコンのiTunesを使用しないiPhoneユーザー


最近は、iPhoneをMacやWindows PCのiTunesに同期させないで使用しているユーザーが増えています。iCloudでのデータのバックアップは、iPhoneにあるすべてのデータが保存されるわけではありません。

▶︎ iTunesの『バックアップの暗号化』機能でiPhoneのデータを丸ごとバックアップ!機種変更や不慮の事故などで痛い目に遭わないために…

MacやWindows PCを所有しているのであれば、必ずiTunesでの定期的なバックアップを行うことをお勧めします。 出来れば、「iTunesのバックアップを暗号化」してのバックアップを行うといいでしょう。



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