iPhoneなどのiOSデバイスで、間違ったパスコードを入力し続けるとデバイスが一時的に使えなくなり、以下のように「使用できません」メッセージが表示されます。
パスコードを忘れてしまった場合には、ユーザーの使用環境により、iTunes、「iPhoneを探す」、またはリカバリモードを使ってデバイスのデータと設定を消去する必要があります。この場合、iPhoneは工場出荷状態に初期化されます。その後、バックアップを使って最新のデータと設定をデバイスに戻します。
- iTunes:iTunesを使って初期化(工場出荷状態)、復元
- iCloud:「iPhone を探す」を使って初期化(工場出荷状態)、復元
- リカバリモード:「リカバリモード」を使って初期化(工場出荷状態)、復元
iTunesを使って初期化(工場出荷状態)、復元
デバイスをiTunesと同期したことがある場合は、デバイスを復元できます。「パスコードを忘れた」iPhoneで、過去に同期を行ったことのあるMacやWindows PCのiTunesを使って行う方法です。
- 「パスコードを忘れた」iOSデバイスをパソコンに接続します。
- iTunesを起動します。 この段階でパスコードの入力を求められたら、同期したことのある別のパソコンで試すか、「リカバリモードを使う」方法を試してください。
- iTunesの設定が自動同期設定になっていれば、ここで自動的にバックアップが作成されます。自動同期設定でない場合には、iTunesとデバイスの同期を手動で行いましょう。
- iTunesのデバイス[概要]画面にある「iPhoneを復元…」をクリックします。
- iPhoneが再起動して出荷状態に復元されます。出荷状態への復元が終わると、再度iPhoneが再起動してiTunesに認識されます。
- iOSデバイスの「設定アシスタント」の設定画面で、「iTunes バックアップから復元」を選択します。
- パソコンのiTunesに下図のような画面が表示されるので、「このバックアップから復元」を選び、プルダウンメニューから復元するバックアップリストを選択して、「続ける」ボタンをクリックします。
すると、「お使いの iPhone“iPhone5s”を工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか?メディアやその他のデータはすべて消去され、最新バージョンの iPhone がインストールされます。」メッセージが表示されます。「復元とアップデート」をクリックします。
※ここでデバイスが出荷状態に初期化されます。出荷状態で復元をすることでパスコードの再設定画面が表示されます。
「iPhone を探す」を使って初期化(工場出荷状態)、復元
「iPhone を探す」が有効になっていれば、「iPhone を探す」機能でiPhoneのデータを消去することができます。
- まず、「iCloud」にアクセスしてログインします。「iPhone を探す」が有効になっているかどうか確認します。
- 次に「iPhoneを探す(Find My iPhone)」画面の上部の「すべてのデバイス(All Devices)」をクリックします。すると、デバイスの一覧が表示されます。
- 表示されたデバイス一覧から「パスコードを忘れた」iPhoneを選択して「iPhoneの消去」をクリックします。
- 上記の「iTunesを使って初期化(工場出荷状態)、復元」と同様に、デバイスで設定アシスタントを使って、デバイスの最新のバックアップを復元します。
すると、該当iPhoneのすべてのコンテンツと設定が消去されデータおよびそのパスコードが消去されます。
「リカバリモード」を使って初期化(工場出荷状態)、復元
iTunesでiPhoneを同期したことがない、「iPhone を探す」が設定されていない、または自分のコンピュータを利用できない場合には、この方法が有効です。iPhoneをリカバリモードにして、デバイスのデータおよびそのパスコードを消去します。その後、新しいiPhoneとして設定するか、バックアップからデータを復元します。
- まず、iPhoneに繋がっているすべてのケーブルを取り外します。
- デバイスの電源を切ります。
- ホームボタンを押したままにします。ホームボタンを押したまま、デバイスをiTunesに接続します。デバイスの電源が自動的に入らない場合は、電源を入れます。
- リンゴマークが表示され、「iTunesに接続」画面が表示されるまで、ホームボタンを押し続けます。
- iTunesに、iPhoneのリカバリーモード画面が表示され、「“iPhone”のソフトウェアは、工場出荷時の設定に復元するか、アップデートする必要があります。」というポップアップ画面が表示されます。ここで「復元」をクリックします。
- 後は、上記の「iTunesを使って初期化(工場出荷状態)、復元」と同様に、デバイスで設定アシスタントを使って、デバイスの最新のバックアップを復元すればオーケーです。
ポップアップ画面の「復元」ボタンをクリックすると、iPhoneが出荷状態(初期化)に復元されます。
注意!パソコンのiTunesを使用しないiPhoneユーザー
最近は、iPhoneをMacやWindows PCのiTunesに同期させないで使用しているユーザーが増えています。iCloudでのデータのバックアップは、iPhoneにあるすべてのデータが保存されるわけではありません。
▶︎ iTunesの『バックアップの暗号化』機能でiPhoneのデータを丸ごとバックアップ!機種変更や不慮の事故などで痛い目に遭わないために…
MacやWindows PCを所有しているのであれば、必ずiTunesでの定期的なバックアップを行うことをお勧めします。 出来れば、「iTunesのバックアップを暗号化」してのバックアップを行うといいでしょう。
「iOS 8」Tips関連記事:
●便利!簡単!進化したテザリング機能「Instant Hotspot」の使い方
●iPhoneの受信メールをまとめて削除する方法
●SafariでRSSフィードを登録して購読する方法
●SafariでTwitterのURL付きツイートをまとめて購読する方法
●Safariの検索エンジンに「DuckDuckGo」を設定する方法
●Mobile SafariでPC版サイトを表示する方法
●要らない機能をオフにする方法
●iPhoneの画面をモノクロ表示:アクセシビリティの便利な新機能
●iPhoneのバッテリー消費を抑える13の方法
●Wi-Fiの通信が不安定になる不具合発生中!対処法は?
●超絶簡単!iOS 8ではテザリングがiOSデバイス同士ならパスワード不要で出来ちゃう!
0 件のコメント:
コメントを投稿