「Firefox 34 ベータ版」では、WebRTC機能(リアルタイムコミュニケーションクライアントである Firefox Hello 搭載)の実装やテーマ切り替えの簡略化、Mac OS X Leopard (10.6) 以降で H264 (MP4) をサポートするなどの新機能が搭載されました。その他にも、HTML関連や開発者向けの各種改良が行われています。
Firefox 34 ベータ版での変更点
■新機能
- リアルタイムコミュニケーションクライアントである Firefox Hello が搭載されました。
- カスタマイズモードでテーマを変更できるようになりました。
- Mac OS X Leopard (10.6) 以降で H264 (MP4) がサポートされました。
- Wikipedia を HTTPS 経由で安全に検索できるようになりました。
- 「Firefox をデフォルトのブラウザに設定する」の提示方法が変更されました。
- HTTP/2(draft14) と ALPN が実装されました。
- Windows: 「Firefox は起動していますが応答しません」と表示するダイアログでロックされた Firefox を復帰させられるようになりました。
■HTML5
- ECMAScript 6 の WeakSet が実装されました。
- JavaSript Template String が実装されました。
- CSS3 の font variant とカーニングなどのフォントの調整が実装されました。
- WebCrypto: RSA-OAEP、PBKDF2、AES-KW がサポートされました。
- WebCrypto: wrapKey と unwrapKey が実装されました。
- WebCrypto: JWK 方式の鍵をインポート / エキスポートできるようになりました。
- DOM API の matches() が実装されました。これは以前 mozMatchesSelector() と呼ばれていました。
- ワーカ向けに Performance.now() が実装されました。
- WebCrypto: ECDH がサポートされました。
- ECMAScript 6 の Synbol 型が追加されました。
■開発者
- WebIDE: Web アプリがブラウザ上で開発できるようになりました。
- スタイルエディタやインスペクタのルールパネル上で選択されたセレクタにマッチするノードがハイライトされるようになりました。
- プロファイラのインタフェースが改善されました。
- console.table が実装されました。
■修正
- 同時に始まり、表示、位置、Overflow や同じ属性が変化する CSS transition が正常に開始されるようになりました。
ベータ版を試したい方は、Firefox 34 ベータ版の「システム要件」を確認の上、ベータ版ダウンロード・ページより今すぐインストールすることができます。
▶︎ Firefox 34システム要件
▶︎ Firefox開発版 Aurora & Beta ダウンロード
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