2014-09-13

【iPhone】売却や譲渡する前にやっておくべき対策。個人情報がだだ漏れしないために

もうすぐiPhone 6/6 Plusが発売されます。機種変した後、古いiPhoneはどうしますか。売却や誰か知り合いに譲渡するという方も多いんじゃないでしょうか。iPhoneの場合、「リセット」することで個人情報を消すことが出来ます。でも、これだけでは個人情報が復元されてしまうこともあることは、以外と知られていないんじゃないでしょうか。今回は、売却や譲渡してしまった後で、悔やまないための個人情報保護対策です。


今回の対象機種はiPhone 5s(iOS 7)です。データ「リセット」だけでは、データを復元されてしまう危険性があります。復元できないようにするためには、iPhoneのデータを暗号化する必要があります。iOS 7以降の対応デバイスでは、パスコードを設定することで自動的にデータの暗号化をしてくれます。もし、パスコードが未設定でしたら、まずはパスコードの設定を行い、「データを消去」を有効化しておきましょう。

パスコードを設定と「データを消去」の有効化手順


パスコードを設定して、データ保護を有効にする手順です。iOS 7以降の対応デバイス(iPhone 3GS以降、iPadの全モデル、iPod touchなど)でパスコードを設定すると、データ保護機能により、ハードウェア暗号キーをパスコードで保護することで、内蔵ハードウェアを暗号化することができます。これにより、メールのメッセージや添付書類、他社製アプリを保護します。

もし、普段パスコード設定をしていない場合でも、機種変更などで不要になったiPhoneを売却、譲渡するなら、必ずこのパスコード設定をまずは行いましょう。また、普段からパスコード設定している方は、パスコード設定項目の「データを消去」が「オン」になっているか確認し、必ず「オン」設定しましょう。

  1. [設定]アイコンをタップし、[設定]画面で[Touch IDとパスコード]をタップします。


  2. 画面の指示に従って、パスコードを作成します。

  3. パスコード設定が終わったら、[Touch IDとパスコード]画面を一番下までスクロールし、「データ保護は有効です」のテキスト表示を確認します。「データを消去」をオンにします。「オン」にすることで、パスコードの入力に10回失敗したら自動的にデバイスの内容が消去されるようになります。


  4. パスコードを要求」を「即時」に、「単純なパスコード」を「オフ」にすることで4桁より多くの文字数(英数字)を使ったでパスコードを設定することも出来ます。この設定をすることで、セキュリティをより強化することができます。

「パスコード」設定により、データが暗号化されました。前準備として必ずこの「パスコード設定」は、データを「リセット」する前に行っておきましょう。

続いて、データの削除、「リセット」です。データを「リセット」したら最後にiCloudで実際にデバイスが削除されていることを確認しましょう。


iPhoneのデータをバックアップ


まずは、念のためにiPhoneのデータをバックアップしましょう(機種変更して新しいiPhoneへのデータ移行が未だであれば、iTunesの暗号化バックアップをお勧めします)。

▶︎ 「iOS 8」リリース間近!「iOS 8」アップデート前にやっておくべきこととは?

▶︎ iTunesの『バックアップの暗号化』機能でiPhoneのデータを丸ごとバックアップ!

▶︎ キーチェーン情報も復元! iTunesの“バックアップの暗号化”機能を使ったiPhoneデータのバックアップと復元の手順


個人情報の削除


iPhoneを売却、譲渡する前に個人情報を完全に消去します。データを復元できないように保護して、デバイスを出荷時の状態に戻します。
※個人情報の削除を行う前に、「Wi-Fi」設定が「オン」になっており、「Wi-Fi」接続できる環境にあることを確認しておきます。
※「Wi-Fi」接続環境でないと、iCloudデバイスへの接続ができません。

  1. 設定]アイコンをタップし、[一般]をタップします。[一般]設定画面を一番下までスクロールして、「リセット」をタップします。


  2. 「リセット」画面のメニュー「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。パスコードを要求する画面が表示されるので、パスコードを入力します。


  3. すると、「機能制限パスコードを入力」画面が表示されます。これはあらかじめ[設定]→[一般]の[機能制限]で設定を「オン」にしている場合に表示されます。「機能制限パスコードを入力」を入力すると、消去確認画面が表示されます。ここで「iPhoneを消去」をタップします。


  4. 再度、消去確認画面が表示されます。再度「iPhoneを消去」をタップします。ここで「iPhoneを探す」設定を「オン」にしていると、iCloudに設定しているApple IDのパスワードの入力を求めるポップアップ画面が表示されます。「iPhoneを探す」設定をしていない場合にはこの画面は表示されません。パスワードを入力して「消去」をタップします。これでデータの消去が実行されます。

  • これによってデバイスのデータが完全に消去され、iCloud、iMessage、FaceTime、Game Center、その他のサービスがオフになります。
  • iOS 7 以降搭載のデバイスで「iPhone を探す」がオンになっている場合は、Apple ID とパスワードの入力が必要になります。パスワードを入力するとデバイスが消去されると同時にアカウントから削除され、新しい持ち主がそのデバイスをアクティベートできるようになります。
【注意】iCloud アカウントにサインインしている状態で iCloudのデータ (連絡先、カレンダー、リマインダー、書類、フォトストリームなど) を手動で削除 してしまうと、iCloudサーバやすべてのiCloudデバイスからもコンテンツが削除されてしまいます。くれぐれも注意しましょう。


iCloudで該当デバイスが削除されているか確認


iCloudにサインインして「すべてのデバイス」を選択して、デバイス一覧を表示します。ここで、今回削除したiPhoneが一覧から消えていることを確認します。



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