バッテリーの消費速度は、アプリの使用状況やバッテリーの劣化具合だけでなく、画面の明るさ調節やアプリのバックグラウンド更新をオフにしたりWi-Fiの検索設定、アプリの位置情報サービスなど、iPhoneの設定によっても大きく変化します。日頃使っていると、何かとバッテリーを消費する設定に陥りがちです。時には、バッテリー消費を見直してみましょう。
まずは、日頃からバッテリー消費を抑えるために設定しておきたいことからです。
[画面表示と明るさ]を手動調節
デフォルトの画面の明るさは、必要以上に明るい設定になっていることが多いです。普段から明るさを控えめに設定することで、バッテリー消費を抑えることができます。設定の[画面表示と明るさ]で、「明るさの自動調節」をオフにして、手動で調整します。
[設定]→[画面表示と明るさ]
アプリの[位置情報サービス]をオフに
位置情報が重要なアプリもあるでしょう。Google Mapsなどの地図アプリや天気、ライフログなどは位置情報が必要かもしれません。「位置情報サービス」を開くと位置情報を使うアプリの一覧が表示されます。多くのアプリは位置情報をオフ(許可しない)にしても支障がありません。これによってGPSへのアクセスを減らすことが出来、バッテリーを節約することが出来ます。「位置情報サービス」画面に表示されている各アプリの右側をタップすることで設定を変えることが出来ます。位置情報が必要ないと思われるものの設定を「許可しない」設定にしましょう。
[設定]→[プライバシー]→[位置情報サービス]
アプリの自動「アップデート」をオフ
アプリの自動アップデートは、アプリを常に最新のものにしてくれる便利機能ですが、いつも最新である必要はありません。また、Webサイトを閲覧している時など、他の処理をしている時にも勝手に自動アップデートされるので、通信が遅くなることもあります。アプリの自動「アップデート」をオフにすることで、バッテリーを消耗する通信を抑えることが出来ます。アプリのアップデートを自己管理できて、知らないうちにバージョンアップしていたということがなくなり、日頃のアプリ管理ができます。バグがありそうなアプリの場合には、最新版をインストールしないで済ませることができます。「アップデート」をオフにしたら、必ず定期的にApp Storeでアップデートのチェックをしましょう。
[設定]→[iTunes&App Store]
[Appのバックグラウンド更新]をオフ
マルチタスクで複数のアプリを起動していると、現在使っているアプリ以外の起動しているアプリがバックグラウンドでWi-Fiやモバイルデータ通信環境で、最新データに更新されています。常に最新データでなくていいものや最新データを取得しなくてもいいものは、[Appのバックグラウンド更新]を「オフ」にしましょう。すべてのアプリでバックグラウンド更新が必要なければ、「Appのバックグラウンド更新」を「オフ」にします。個々のアプリを選んで「オフ」設定する場合には、個々のアプリの右側のボタンを「オフ」にします。
[設定]→[一般]→[Appのバックグラウンド更新]
「視差効果を減らす」をオンに
ズームするアニメーション効果など視差効果はちょっと楽しいですね。また、気持ち悪くなるという人もいるでしょう。この視差効果も使用頻度が高いと、バッテリーの持ちに影響します。視差効果が絶対に必要だという人は多くないでしょう。
[設定]→[一般]→[アクセシビリティ]
[自動ロック]設定を「1分」に
細かいことですが、[自動ロック]設定はデフォルトで「5分」になっています。少しでもバッテリー使用を節約するために、この自動ロックまでの時間を最小にしましょう。
[設定]→[一般]→[自動ロック]
アプリのプッシュ通知を減らす
プッシュ通知は、「アプリからユーザーへのお知らせ」をタイムリーに届けてくれる便利機能ですが、すべてのアプリからの情報が必要ではありませんね。必要なものだけにして、バッテリーの消費を抑えましょう。[通知]画面でプッシュ通知の必要のないアプリを選んで、アプリのプッシュ通知設定を「オフ」にしましょう。
[設定]→[通知]
メールの[データの取得方法]をプッシュからフェッチに
メールチェックを「プッシュ」設定にしてあると、リアルタイムでiPhone側で自動受信してくれます。メールを見逃さないということですごく重宝する機能です。でも、複数のメールアカウントを設定している場合、リアルタイムでメール受信を知らせてくれなくていいアドレスもあるかと思います。そうしたメールアカウントは「フェッチ」しておくのも、バッテリー消費を抑えることになります。
[設定]→[メール/連絡先/カレンダー]→[データの取得方法]
以下はバッテリー消費を抑えるために、定期的に、あるいは習慣的にチェックしたい項目です。
[バッテリーの使用状況]でバッテリー使用量の多いアプリをチェック
iOS 8から[バッテリーの使用状況]がアプリごとにパーセンテージで示されるようになりました。アプリの中でどのアプリがバッテリー多く消費しているがパーセンテージで把握できます。これを見て消費の激しいアプリを知ることが出来ます。バッテリー消費の高いアプリを単純に「閉じて」しまうというのも手ですが、アプリの位置情報サービスをオフにしたり、プッシュ通知を「フェッチ」に変えるなど方策を考えましょう。
[設定]→[一般]→[使用状況]→[バッテリーの使用状況]
使用しない時は「Wi-Fi」をオフに
Wi-Fiはとても重宝する通信機能です。でも、どこでも使うわけではありません。Wi-Fi接続する場所はある程度限られていますよね。Wi-Fi接続しない、必要のない場所では、「Wi-Fi」をオフにしましょう。
[設定]→[Wi-Fi]
[Wi-Fi]の「接続を確認」検索をオフに
[Wi-Fi]の「接続を確認」設定がオンのままだと、常にWi-Fiを探し続けています。Wi-Fi接続するポイントは各々限られています。自分が信頼する接続ポイントのない場所で、アクセスポイントを探し続けても意味がありませんね。[Wi-Fi]の「接続を確認」をオフにすることで、もちろんバッテリーを節約することが出来ます。こうしておいても、通常接続しているアクセスポイントのWi-Fiには自動で接続されますので安心を。
[設定]→[Wi-Fi]
使用しない時は「Bluetooth」をオフに
Bluetoothはキーボードなど他のデバイスとの連携にすごく便利です。でも、Bluetoothを利用する場は限られているんじゃないでしょうか。Bluetoothは、使用していない場合にも常に通信できるデバイスを探しており、バッテリーを消費しています。使用しない時はコントロールセンターを呼び出し(画面を上にスワイプ)、設定をオフにしておきましょう。
使用しない時は「AirDrop」をオフに
AirDropも、近くにいる友達に写真やビデオ、連絡先などを無線で共有(送受信)できる機能で、とても便利ですね。ただ、Bluetooth同様、使用していない場合にも常に通信できるデバイスを探しています。使用しない時はコントロールセンターを呼び出し(画面を上にスワイプ)、AirDropをタップして、設定を「オフ」にしましょう。
以上、iOS 8でiPhoneのバッテリー消費を抑える13の方法でした。自分のiPhoneの使用スタイルに合わせて行えるバッテリー消費方法をチョイスして試してみて下さい。
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