ブラウザで「http://j5qr.qr.ai」をと入力してアクセスすると、「http://n41050z.web.fc2.com/burakura.html」にリダイレクトされてポップアップ・ダイアログが表示されます。そしてダイアログが閉じようとしてタップしても無限のループ状態で閉じることが出来ません。こういう悪意？いたずら？罠を仕掛けるURL、閲覧者のウェブブラウザやコンピュータに何らかの悪影響を与えることを目的とする、スクリプト言語・ HTMLなどを悪用したウェブページのことをブラウザクラッシャー、「ブラクラ」と呼びます。この類いの「ブラクラ」は数年前にも流行っていました。
Twitterでたくさんツィートされ、面白がっている分にはいいのですが、ツィートの中にこういったわけの分からないURLが記述されている場合には要注意です。自分の意図しないサイトに誘導（フィッシング系）されたり、今回のように無限ループから抜け出せなくなったりします。注意しましょう！
今回の「ブラクラ」は単純に表示を無限に繰り返す、ある種他愛の無いものです。ただ、同一サイトが無限に表示されるためにブラウザが使えない状態になってしまい、ある種悪意のある迷惑な輩であることは確かです。PCのブラウザであれば簡単に消すことが出来ます。これがiPhoneのSafariだったりするとちょっとやっかいです。
Mobile Safariでの対処法
iPhoneのSafariでこのURLを開いてしまった場合の対処です。iOS6、iOS7の入っているiPhone、どちらも基本は「強制終了」です。以下はiOS7の場合の方法ですが、iOS6でも基本は同じです。後は［設定］→［Safari］で［履歴を消去］すれば大丈夫です。
- ホームボタンをダブルタップ ホームボタンを2度連続でタップして、実行中のアプリを表示するマルチタスク画面を表示します。Safariを上スワイプで強制終了します。
- Safariの履歴を消去 ［設定］→［Safari］→［履歴を消去］をタップします。
【今回の教訓】
TwitterのツィートやLINEに貼られているURLを興味本位で開くのはやめましょう。フィッシングや意図しないサイトが開いたりするだけでなく、中にはiPhone本体をクラッシュさせるものもあります。気を付けましょう！
また、人にこういった「ブラクラ」類いのURLを教える際には、どういった危険があるかを知らせるなり、URLをタップしてもリンク先に飛ばないようにするなどの工夫も心がけたいものです。
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