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2014-09-17

Apple、2ステップ確認(2段階認証)で iCloudのセキュリティを強化!App用パスワードも

Appleは本日9月17日より、セキュリティ強化策として iCloudにも2ステップ確認(2段階認証)を導入しました。9月9日には、Webブラウザから「iCloud」にサインインした際にメールで通知するサービスを開始しており、今回の対応はセレブ写真の流出事件を受けてのiCloudのセキュリティ強化策第2弾となります。


これまでのApple IDによる2ステップ確認(2段階認証)は、Apple IDの管理や新しいデバイスで iTunes Store、App Store、iBooks Store から製品を購入する場合に限られていました。これまで、2ステップ確認を設定していても、iCloudを利用する際にはApple ID・パスワードのみでログイン出来てしまうセキュリティの脆弱性は1年以上前から指摘されていました。ようやくの対応と言えます。


上記のようなメールが届き、iCloudへの2ステップ確認(2段階認証)導入により、「 Apple ID 情報だけでなく iCloud に最新の状態で保存するすべてのデータも2ステップ確認でセキュリティ保護」されることになりました。また、App用パスワードを作成し、iCloudの2ステップ確認(2段階認証)に対応していないサードパーティ製 App(Microsoft Outlook、Mozilla Thunderbird、 BusyCalなど)でiCloudを使用する場合にも、安全にログインできるようにするとのことです。このApp用パスワード2014年10月1日から必須になります。

▶︎ Apple IDの2段階認証(2ステップ確認)の設定

iCloudの2ステップ確認(2段階認証)


iCloudに新たにログインすると、下図のように画面上部に「iCloud.comの全サービスにアクセスするには本人確認を完了して下さい」のメッセージが表示されます。「確認」ボタンをクリック。


本人確認を行う」画面がポップアップで表示されます。「信頼できるデバイスを選択」します。「このブラウザを記憶する」を「オン」にすれば、次回から同一ブラウザでのサインイン時に本人確認は不要になります。設定したら「次へ」。


確認コード]が登録されているiPhoneなどのデバイスに送信されます。「確認コードを入力」画面に切り替わるので、iPhoneのSMSに届いた「確認コード」を入力します。


確認コード」を入力して、認証されるとiCloudが利用できる状態になります。



App 用パスワード作成


App用パスワードは、iCloudの2ステップ確認(2段階認証)に対応していないサードパーティ製 App(Microsoft Outlook、Mozilla Thunderbird、 BusyCalなど)でiCloudを使用する場合にセキュリティを強化する機能です。このApp用パスワードは2014年10月1日から必須になります。

設定するには、まず「My Apple ID」へサインインします。


Apple IDが2ステップ確認(2段階認証)によって保護されていれば、ここで「本人確認」画面が表示されます。「送信」をクリックすると、「確認コード]が登録されているiPhoneなどのデバイスに送信されます。


確認コードを入力」画面に切り替わるので、iPhoneのSMSに届いた「確認コード」を入力し、「続ける」ボタンをクリックします。


My Apple IDの編集ページが表示されます。左サイドにあるメニュー「パスワードとセキュリティ」をクリックすると、右サイドに「セキュリティの設定を管理」セクションが表示されます。「App用パスワードを作成します。」項目の下にある「 App 用パスワードの作成」をクリックします。


「App 用パスワードを作成」する画面が表示されます。まず、設定するパスワードを思いだすヒントになるラベルを入力し、「作成」ボタンをクリックします。


App 用パスワードが作成されました。」というポップアップ画面が表示されます。ここで生成されたパスワードは、iCloudで使用するAppのパスワードフィールドに入力する大事なApp用パスワードです。パスワード保存アプリなどに大事に保管しましょう。パスワードは大文字と小文字が区別されるので注意しましょう。保存したら「終了」ボタンをクリックして終了です。


▶︎ Using app-specific passwords

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