2014-08-28

Microsoft、8月のWindows Update「セキュリティ更新プログラム」の一部不具合を修正。

Microsoftは8月28日、不具合が発生して公開を見合わせていましたが、セキュリティ更新プログラム「KB2993651」を公開しました。本更新プログラムは、Windows Updateのセキュリティ更新プログラム「MS14-045」の一部のパッチを適用するとブルースクリーンが発生して異常終了したり、再起動を繰り返したりするバグが発生したことに対処するものです。


8月13日に公開されたWindows Updateのセキュリティ更新プログラムで、適用すると問題が発生する恐れがあったものは以下の4種類のパッチです。

  • 2982791 [MS14-045] カーネル モード ドライバーのセキュリティ更新プログラムについて (2014年8月12日)
  • 2970228 Update to support the new currency symbol for the Russian ruble in Windows
  • 2975719 August 2014 update rollup for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2
  • 2975331 August 2014 update rollup for Windows RT, Windows 8, and Windows Server 2012

今回のセキュリティ更新プログラム「KB2993651」は、上記の内の「2982791」が修正対象となっています。Microsoftは「2982791」のアンインストールを推奨していましたが、「KB2993651」はWindows Updateで自動配信されるので、ユーザー側による操作は不要とのことです。「2982791」を既にアンインストールしたユーザーも、「2982791」をアンインストールすることなくPCを使い続けているユーザーも、そのままWindows Updateの自動更新機能を使って更新プログラム「KB2993651」を適用すればよいとのことです。マイクロソフト セキュリティ情報によると、「KB2993651」を適用することで「KB2982791」で更新されたファイルはすべて上書きされるとのことですので、あらかじめ「KB2982791」をアンインストールする必要はありません。

ただ、今回の異常事態によって、Windows Updateの自動更新を無効化している場合は、自動更新の有効化を再度設定することを忘れないようにしましょう。

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▶︎ マイクロソフト セキュリティ情報

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