LINEへの不正ログイン(乗っ取り)について、多くの皆さんにパスワード変更とPINコード登録にご協力いただいておりますが、さらに被害を減らすため、PINコードを登録した方全員にスタンプをプレゼントするキャンペーンを実施します。
上記の文章を読むと、これまでの不正ログイン(乗っ取り)対策による効果が思ったほど上がっていなかったことを浮き彫りにしているようです。
まずは、7月7日に導入された「PC版LINEへの認証番号による本人認証」の導入。これはPC版LINEからログインした際に、iPhoneなどのスマホ版LINEに「本人確認」の「認証番号」が届いて本人認証を行うというものでした。パソコンを使ってLINEをするユーザーがどんなけいるの?と疑問に思ったものでした。
次いで、7月17日から導入されたスマホ版LINEでの「PINコードによる本人確認」です。「PC版LINEへの認証番号による本人認証」よりは実効性が高いこともあり、当然の処置かなと思ったものでした。
けれど、その強制力に問題があるように感じられます。最初はユーザーの任意による登録で、告知手法にも問題があったように思います。「公式ブログ」や「公式Twitter」によるもので、ユーザーが能動的に知ろうと思わないと情報が伝達されません。先月31日からはiPhoneなどスマホのLINEアプリを起動した際に登録していないユーザーに強制的に表示してユーザーへの登録喚起を図っていました。そして、今回の登録キャンペーンということで、これまでの「PINコード」登録への対策があまり効果がなかったことを伺わせます。
本当に不正ログイン(乗っ取り)被害を減らそうと思っているのであれば、「PINコード」設定はもとより、もっと実効性のある「パスワードリセット」を強制的に行わせるべきではないかと思います。
ただ、LINEではこの「パスワードリセット」を行った場合、登録されているメールアドレスがすでに使われなくなっていたりすると、ログインできない状態になってしまうことを危惧してか、そこまで強制力のある対策は行っていません。
今回のキャンペーンによって、 「LINEキャラ特製スタンプ、欲しい!」ということになるといいですね。それでも、やはり被害を被るのはユーザーなので、キャンペーンに便乗してでも、「PINコード」の登録は是非ともやっておきましょう!
【自分のLINEを守ろう!スタンプキャンペーン】PINコードを登録した方全員にLINEキャラ特製スタンププレゼント。 http://t.co/whLZYSUzbX #LINE pic.twitter.com/RYnbHBmuSv
— LINE公式アカウント (@NAVER_LINE) 2014, 8月 7
LINE公式ブログ
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