2段階認証を利用すると、新たなデバイスで初回ログインする時に、今までの「ID+パスワード」という組み合わせに加えて、『認証コード』という固有の確認コードが要求されるようになります。これにより、セキュリティを強化し、「自分の指定したデバイスを通じて、アカウントのログイン動作を監視する」ことが出来るようになるというものです。
2段階認証には、以下の2つの方法があります。
- 携帯電話のSMSに確認コードをテキストメッセージとして受信
- 「Google認証システム(Google Authenticator)」アプリで確認コードを生成
Google認証システム「Google Authenticator」アプリを 利用した方が何かと便利なので、あらかじめiPhoneなどの携帯デバイスにインストールしておきましょう。iPhoneの場合にはApp Storeからダウンロード出来ます。以後、iPhoneに「Google Authenticator」がインストールされているものとして話しを進めます。
Google Authenticator 2.1.0(無料)
カテゴリ: ユーティリティ
販売元: Google, Inc. - Google, Inc.(サイズ: 1.6 MB)
全てのバージョンの評価: (72件の評価)
2段階認証を設定する手順
- Evernoteアカウントにサインイン まずは、PCのブラウザからEvernoteアカウントにサインインします。Evernoteの公式ページを開き、画面右上の「サインイン」をクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。「メールアドレスかユーザ名」及び「パスワード」を入力して、「サインイン」します。
- 「アカウント設定」をクリック 自分のEvernoteアカウント・ページが開いたら、画面右上の「登録メールアドレス」をクリックして、プルダウンメニューを開きます。メニューの中から「アカウント設定」をクリックします。
- 「セキュリティ概要」をクリック 「アカウント設定」画面の左にあるメニューから「セキュリティ概要」をクリックします。
- 「有効化」リンクをクリック 「セキュリティ概要」ページの「2段階認証」項目下の「有効化」リンクをクリックします。
- 「2段階認証」を「続ける」 「2段階認証」のポップアップ画面が表示されるので、「続ける」をクリックします。
- 「重要事項」を読んで「続ける」 「重要事項」のポップアップ画面が表示されます。内容を確認して「続ける」をクリックします。下記のように、確認コードとバックアップコードの両方とも分からなくなると、Evernoteアカウントにアクセスできなくなるので注意しましょう。
- 「確認用Eメールを送信する」をクリック 「メールアドレスを確認」のポップアップ画面で、「確認用Eメールを送信する」をクリックします。ちなみに、5分程度経ってもメールが届かないときには、迷惑フォルダか、次画面にある「クリックして再送信」で再送してみましょう。
- 「確認用Eメール」を確認 登録メールアドレス宛てに「確認用Eメール」が送信されるので確認しましょう。届いていたら、そのまま緑色の「メールアドレスを確認」ボタンをクリックするか、その下にあるコードを確認フォームに入力します。今回は、届いたコードを確認フォームに入力します。
- 「確認コード」を入力して「続ける」 先ほどのWebサイト「確認フォーム」ページに戻って、送信された確認メールに記載されている「確認コード」を入力して「続ける」ボタンをクリックします。
- 携帯番号を入力して「続ける」 すると、今度はSMS宛に「確認コード」を送るiPhoneなどの携帯番号を登録する画面が表示されます。電話番号の先頭にある「0」を除いて、例えば「9012345678」のように入力し、「続ける」ボタンをクリックします。
- iPhoneのSMSで「確認コード」を受信 するとEvernoteからiPhoneなどの携帯でバイスのSMS宛てに「確認コード」が送られてきます。
- 「確認コード」を入力して「続ける」 SMSに届いた「確認コード」をWebに表示されているポップアップ画面に入力して「続ける」ボタンをクリックします。」
- 「スキップ」ボタンをクリック 次いで、メインの携帯デバイスを紛失してしまったなど、万が一に備えて「バックアップ用電話番号を設定」する画面が表示されます。予備の電話番号がない場合や必要ないと思われる場合には、「スキップ」ボタンをクリックすることで、作業を継続することが出来ます。もちろん、登録してもかまいません。
- 「iOSで続行」をクリック 「Google認証システムをダウンロード(任意)」のポップアップ画面が表示されます。ここでの処理を「スキップ」するとSMSに確認コードをテキストメッセージで送信する認証方法になります。今回はGoogle認証での認証方法を設定するので、「iOSで続行」をクリックします。また、iPhone以外のデバイスを使用している方は、それぞれのデバイスの「続行」ボタンをクリックしましょう。
- QRコードをiPhoneアプリ「Google Authenticator」 14で「iOSで続行」をクリックすると、Google認証システム「Google Authenticator」アプリで読み込むための「QRコード」が表示されます。
- iPhoneの「Google Authenticator」アプリで「QRコード」読み込み iPhoneなどの携帯デバイスにインストールしたGoogle認証システム「Google Authenticator」アプリを起動し、画面右上の鉛筆マークのアイコンをタップします。次の画面が表示されたら、「+」アイコンをタップします。
- 「確認コード」を入力 「QRコード」が表示されているWebブラウザの画面に戻って、「2.コードを入力します。」のテキスト入力欄に、6桁の「確認コード」を入力して、「続ける」ボタンをクリックします。
- 「バックアップコード」を保存 認証されると、次いで「バックアップコード」画面が表示されます。携帯デバイスを失くしたときなど、この「バックアップコード」があれば、アカウントにアクセスすることが出来ます。印刷するなどして大事に保管しましょう。
- 「バックアップコード」を試し入力 「バックアップコード」を確認するために、実際にコードの内のひとつを入力して認証できるか確認します。先ほど保存した「バックアップコード」の中の一つを入力して「セットアップを完了」ボタンをクリックします。
- セットアップ完了 最後に「2段階認証のセットアップが完了しました」画面が表示されたら、セットアップ完了です。「完了」ボタンをクリックして、2段階認証のセットアップ終了です。
2 段階認証を有効にすると、Evernote アカウントへのサインイン時に毎回パスワードおよび下記のいずれかが必要になります:
・確認コード(テキストメッセージまたは認証アプリから)
・バックアップコード
※ここで、iPhoneにGoogle認証システム「Google Authenticator」アプリをインストールしてない場合には、インストールしておきます。
「入力を追加」画面で、「バーコードをスキャン」をタップします。バーコードスキャン画面が表示されるので、15で表示された画面の「QRコード」をスキャンします。
「QRコード」スキャンがうまく行くと下図のような画面が表示され、Evernote用の30秒ごとに更新されるワンタイム「確認コード」(6桁)が生成されます。
これで2段階認証のセットアップが完了しました。次回ログイン時には、2段階認証用のコードが求められるようになります。
Evernoteにログインしてみましょう
Evernoteに現在ログインしているようなら、一度ログアウトして再ログインしてみましょう。ID(メールアドレスかユーザ名)とパスワードを入力すると、Web版・iPhone版でそれぞれ以下の画面が表示されるようになります。Google認証システム「Google Authenticator」アプリを起動して、Evernote用に生成された「確認コード」(ワンタイムパスワード)を入力して「続行」をタップなり、クリックなりしてログイン完了です。
【Web版】
【iPhone版】
2段階認証でのログインは、ひと手間増える分、ちょっと面倒ですが、自分の重要な情報を不正ログインによる被害から守る大事なセキュリティ機能と考えれば苦になることもないでしょう。
ただ、だからといって2段階認証したから安全というわけではありません。パスワード管理はしっかりとしましょう。他人に教えないのはもちろん、使い回しや安易なパスワード設定はしないようにしましょう。
Evernoteの2段階認証をオフにする方法
PCのWebブラウザでEvernoteのアカウントページにログインします。画面右上の「登録メールアドレス」→「アカウント設定」→「セキュリティ概要」をクリックして、右ページに表示された2段階認証の「設定を管理」をクリックします。
「設定を管理」画面の「2段階認証が有効です」項目の下の方に「2段階認証を無効化」ボタンがあるので、これをクリックすれば簡単に解除することが出来ます。
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