今回のバージョンアップでは、新たな機能の追加、改善及び修正が行われており、セキュリティ修正については26個の脆弱性が修正されています。詳細についてはChromium Securityページをご覧ください。
新たな機能や改善点
- Rich Notifications Improvements(豊富な通知の改善点)
- An Updated Incognito / Guest NTP design(更新インコグニート/ゲストのNTPデザイン)
- The addition of a Browser crash recovery bubble(ブラウザのクラッシュリカバリバブルの追加)
- Chrome App Launcher for Linux(Linux用のChromeアプリランチャー)
- Lots of under the hood changes for stability and performance(安定性とパフォーマンスのためのフードの変化の下でたくさんの)
上記5項目の新たな機能や改善点が記載されています(()内は[Google翻訳]による直訳)。「Rich Notifications Improvements(豊富な通知の改善点)」については、アップデートの際に何らかの通知機能によってお知らせしてくれるということでしょうか。また、「The addition of a Browser crash recovery bubble(ブラウザのクラッシュリカバリバブルの追加)」については、ブラウザがクラッシュした時のリカバリ機能が追加されたようです。また、Linuxでもデスクトップ上からChromeアプリを起動できる「Chrome App Launcher」が使用できるようになりました。その他に、安定性とパフォーマンスのための各種修正が行われているようです。
セキュリティ修正
リリースノートに掲載されているセキュリティ修正の抜粋です。
- [380885]Medium CVE-2014-3160: Same-Origin-Policy bypass in SVG. Credit to Christian Schneider. (ミディアムCVE-2014から3160:SVGにおける同一生成元ポリシー·バイパス。)
- [393765] CVE-2014-3162: Various fixes from internal audits, fuzzing and other initiatives. (CVE-2014から3162:内部監査、毛羽立ちやその他のイニシアチブからの様々な修正。)
ちっちゃなことですが、今バージョン「Chrome 36.0.1985.125」で三本線のメニューから「新しいシークレットウィンドウ」を開くと、シークレットモードであることを知らせるメッセージが表示されますが、そのデザイン及び内容が以下のように変わっています。
【前のバージョンでの表示内容】
今回のアップデートには、大規模な機能追加及びセキュリティ修正などは含まれていません。ただ、全体的に機能の追加やパフォーマンスが向上しており、26個のセキュリティにおける脆弱性も修正されているので、アップデートしておいた方がいいように思います。
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