「Firefox 32 ベータ版」では、検索ツールバーに検索結果の件数を表示、パスワードマネージャでログインに関するメタデータを閲覧でき、またHTTPSを利用してHTTPプロクシに接続できるようになるなどの新機能が追加されています。また、パスワードマネージャとアドオンマネージャの性能が向上されるなどのいくつかの変更点。HTML 5関連では、W3C の最新仕様にあわせてVibration APIが更新されています。開発者向けにも、幾多の新しい機能が実装されています。
Firefox 32(ベータ版)での変更点
■新機能
- パスワードマネージャでログインに関するメタデータを閲覧できるようになりました。
- 検索ツールバーに検索結果の件数が表示されるようになりました。
- HTTPSを利用してHTTPプロクシに接続できるようになりました。
- スクラッチパッドにコード補完機能とインラインでのドキュメント表示機能が追加されました。(詳細はこちら)
- 世代別GCが統合されました。
- 新しい HTTP キャッシュ (v2) が標準で有効になりました。(詳細はこちら)
- Windows: OMTCが標準で有効になりました。Direct3D9もしくはDirect3D11が必要です。
■変更
- いくつかの1024 bit ルート証明書が削除され無効になりました。
- パスワードマネージャとアドオンマネージャの性能が向上しました。
■HTML5
- Vibration APIがW3Cの最新仕様にあわせて更新されました。
- CSS: -moz-background-inline-policy が box-decoration-breakに置き換えられました。(詳細はこちら)
■開発者向け
- drawFocusIfNeeded が標準で有効になりました。
- ECMAScript 6 の組み込みメソッドである、Array#copyWithinが実装されました。
- CSS: position:sticky が標準で利用できるようなりました。
- 開発ツールのユーザインタフェースがHiDPIをサポートしました。
- mix-blend-modeが標準で有効になりました。
- 開発ツール: インスペクタのボタンが左上に移りました。
- 開発ツール: マークアップビューでは、隠れたノードはそうでないものと異なるスタイルで表示されるようになりました。
- Array.from() が実装されました。(詳細はこちら)
- 開発ツール: WebAuido エディタが利用できるようになりました。(詳細はこちら)
- navigator.languages 属性と languagechange イベントが実装されました。(詳細はこちら)
■機能修正
- Mac OS X: ウィンドウがない場合に Cmd-Lを押しても新しいウィンドウが開かれない問題が修正されました。
- MSIE10 で必要とされる KB2670838 を適用したWindows7、もしくはWindows 8.1で生じていたテキストの描画に関する不具合が修正されました。
■既知の問題:未解決
- HWAがオフになった環境で、背景画像をリピートするとテキストのレイアウトが崩れることがあります。 (Bug 1011166)
ベータ版を試したい方は、Firefox 32 ベータ版の「システム要件」を確認の上、ベータ版ダウンロード・ページより今すぐインストールすることができます。
▶︎ システム要件
▶︎ Firefox開発版 Aurora & Beta ダウンロード
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