Dropboxの場合、「2段階認証」はオプショナル設定ですが、Dropboxアカウントを不正ログインなどの被害に遭いにくくするための、さらなるセキュリティ強化機能です。有効にすると、Dropboxのログイン時に、パスワードに加えて6桁のセキュリティ・コードが要求されます。または新しいコンピュータやスマートフォン、タブレットにリンクする際も同様です。
「2段階認証」を有効にする手順
- Dropboxウェブサイトにログイン Webブラウザを起動して、Dropboxサイトにログインします。
- アカウント メニューを開く ログインしたトップページの画面右上にあるアカウント名をクリックしてアカウント メニューを開きます。
- [設定]メニューをクリック アカウントメニューの中から[設定]メニューを選んでクリックします。
- タブメニュー[セキュリティ]をクリック [設定]画面が表示されるので、タブメニューの[セキュリティ]をクリックします。
- [2段階認証]を[有効にする]をクリック [セキュリティ]タブの画面に表示された[2段階認証]のステータスを[有効にする]をクリックします。
- [スタート ガイド]をクリック 「2段階認証を有効にする」ポップアップ画面が表示されます。ポップアップ画面右下の[スタート ガイド]をクリックします。
- Dropboxアカウントのパスワードを再度入力 セキュリティのために再度パスワードのリクエストが行われます。Dropboxアカウントのパスワードを入力して「次」へボタンをクリックします。
- セキュリティコードの受信方法を選択 セキュリティコードの受信方法を選択します。セキュリティ コードを「テキスト メッセージ」か「モバイル アプリ」で受け取るかオプション選択することができます。
- Google Authenticator (Android/iPhone/BlackBerry)
- Duo Mobile(Android/iPhone)
- Amazon AWS MFA (Android)
- Authenticator (Windows Phone 7)
- 予備の携帯番号の設定(オプション) ワンタイムキーを入力して「次」へボタンをクリックすると、メインのスマートフォンを紛失した場合に、セキュリティコードを送信する予備の携帯番号を設定することができるオプション設定画面が表示されます。予備の携帯があれば設定しておくと、いざの時に役に立つので設定しておきましょう。
- 最終手段の緊急用バックアップコード 予備の携帯番号を設定して「次」へボタンをクリックすると、いよいよ最終段階です。最終手段として緊急用のバックアップコードが表示されます。このコードを使えば2段階認証を無効にすることができます。パスワードアプリに登録、あるいは印刷したり、メモ帳に書き写して大事に保管しましょう。最後に画面右下の「2段階認証を有効にする」ボタンをクリックします。
- 「設定完了」表示画面 「2段階認証を有効にしました!」のポップアップ画面が表示されれば、設定完了です。お疲れさまでした。
- 「設定」の確認 PCサイトの[設定]画面の[セキュリティ]タブを見ると、以下のように設定されていることが分かります。
■[テキスト メッセージを使用]の場合
セキュリティ コードを[テキスト メッセージを使用]して受信する場合の設定手順です。セキュリティ コードは、携帯端末に送信されるのでその受信設定を行います。新しいデバイスでDropboxサイトにログインすると、登録した携帯端末にセキュリティ コードが送られます。スマートフォンなどの携帯端末の電話番号(一桁目の0を省力して、「090xxxxxxxx」なら「90xxxxxxxx」)を入力して「次」へボタンをクリックします。
すると、携帯端末にSMSメッセージが送信されます。
※この際、ガラケーの電話番号だと無効な電話番号とされて登録できないようです。
SMSメッセージで届いた6桁のセキュリティ コードを入力して「次」へボタンをクリックします。
■[モバイル アプリを使用]の場合
セキュリティ コードを[モバイル アプリを使用]して受信する場合の設定手順です。携帯端末(ここではiPhoneを使用)にセキュリティ コードを生成するモバイル アプリを使用します。Time-based One-Time Password (TOTP)プロトコルをサポートするアプリであれば機能します。
今回はiPhone設定を行うので、「Google Authenticator」アプリをiPhoneにあらかじめインストールして、アプリを起動します。起動したら、トップ画面下の[設定を開始]をタップ、[入力を追加]画面の「バーコードをスキャン」をタップします。
PCの「2段階認証を有効にする」設定の[モバイル アプリを使用]をクリックすると下記のような画面が表示されます。
iPhone側のアプリで「バーコードをスキャン」をタップすると、バーコード種キャン画面が表示されます。PCサイトに表示されているバーコードをスキャンします。スキャンすると、Dropbox認証用のワンタイムキーが表示されます。
PCサイトのバーコード表示画面の右下の「次」へボタンをクリックすると、ワンタイムコードを入力する画面が表示されます。iPhone側のアプリで表示されているワンタイムキーを入力して「次」へボタンをクリックします。
Dropboxに「2段階認証」でログイン
「2段階認証」設定が完了したら、実際に「2段階認証」でログインしてみましょう。PCでDropboxにログインしていたら、一度ログアウトしてやってみましょう。
- Dropboxウェブサイトにログイン Webブラウザを起動して、Dropboxサイトにログインします。
- セキュリティコード セキュリティコード入力画面がポップアップで表示されれば「2段階認証設定」は有効となっています。セキュリティコードの受信方法によって違いますが、設定した携帯デバイスにある6桁のセキュリティ コードを入力して「次」へボタンをクリックすれば、自分のアカウントでDropboxにログインできるはずです。
Dropboxの「2段階認証」を解除する方法
最後に、Dropboxの「2段階認証」を解除する方法です。
- 「無効にする」をクリック アカウントメニューの中から[設定]メニューを選んで、[設定]画面の[セキュリティ]タブを表示します。[2段階認証]のステータス「無効にする」をクリックします。
- Dropboxアカウントのパスワードを入力 セキュリティのために再度パスワードのリクエストが行われます。Dropboxアカウントのパスワードを入力して「次」へボタンをクリックします。
- 「2段階認証を無効にする」ボタンをクリック 「2段階認証を無効にする」ボタンをクリックすれば無効化完了です。
▶︎ Dropbox
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