ソフトバンクの孫正義社長は6月5日、13時から記者会見を開き、ロボット事業に参入することを発表しました。高度な人工知能（AI）を搭載した自社開発の人型ロボットを開発し、商品化に乗り出します。「pepper」は、声がする方向や相手との距離などを認識でき、相手の表情から感情を読み取ることが出来るように、情報をネット上に蓄積し、複数のクラウドAIで学習します。
ソフトバンクグループ代表の孫正義氏は、「ロボットがロボットと言われてきたのは感情がなかったから。人類史上初めて、ロボットに心を与えることに挑戦する」との思いを今日6月5日に行われた記者発表会で語っています。この発表会に合わせて「Pepperスペシャルサイト」や「Pepper開発者向けサイト」も公開しています。また、感情技術関連の研究・開発に特化する会社として、cocoro SB（ココロエスビー）株式会社（代表取締役：孫 正義、ソフトバンク株式会社100％子会社）を本日設立しました。
Pepperの主な特長・仕様（予定）
- 多彩なセンサーなどで状況を判断し、アプリケーションを自律制御する独自のアルゴリズムを搭載
- 表情と声から人の感情を推定する感情認識機能を搭載
- 12時間以上の連続稼働時間を実現
- 独自開発の関節技術によって、自由度の高いスムーズな動きを実現
- インターネットを通じて、さまざまな情報の取得やクラウド上のデータベースと連携が可能
- センサーを使って衝突を回避する衝突防止機能や、自らバランスを取り転倒を防ぐオートバランス 機能など、さまざまなセーフティー機能を搭載
- 新たなソフトウエアやさまざまな「ロボアプリ」をインストールすることで機能が拡張
- 簡単な操作による動作の作成から、一般的な開発言語を使った高度なカスタマイズまで、幅広い対応が可能なソフトウエア開発キット（SDK）を提供
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