ここで「ゴミ」とされるものとしては、「閲覧履歴」「ダウンロード履歴」「クッキー」「キャッシュ」などが上げられます。頻繁に閲覧するサイトの表示を高速化してくれる便利な「キャッシュ」も、あまり閲覧しないサイト情報が残って行くと“ゴミデータ”になってしまいます。これらのゴミが溜って行くと、徐々にブラウザのレスポンスが低下してしまいます。日頃のこまめなメンテナンスが肝要ということですね。動作の高速化を図ることができ、使い始めの頃のように快適なブラウジングが得られる可能性があります。特にスペックの低いパソコンの場合には効果大だと思われます。
Google Chromeでゴミのもととなる「閲覧履歴」「ダウンロード履歴」「クッキー」「キャッシュ」のデータを削除する方法です。これらのデータ削除を行う場所は同じ場所にあります。Chromeブラウザの右上にある三本線の[メニュー]ボタンから[設定][プライバシー]セクションの[閲覧履歴データの消去]をクリックするとデータ消去設定と実行を行う画面が表示されます。
溜ったゴミを削除する
- Chrome[メニュー]の[設定]をクリック Chromeブラウザの右上にある三本線の[メニュー]ボタンをクリックして、プルダウンメニューにある[設定]をクリックします。
- [詳細設定を表示…]をクリック [設定]画面が表示されたら、画面の一番下にある[詳細設定を表示…]をクリックします。
- [閲覧履歴データの消去]をクリック [詳細設定を表示…]をクリックすると、[プライバシー]セクションが表示されます。すぐ下にある[閲覧履歴データの消去]をクリックします。
- 消去する項目にチェックを入れて [閲覧履歴データの消去]のポップアップ画面が表示されます。「閲覧履歴」「ダウンロード履歴」「クッキー」「キャッシュ」など消去する項目が表示されます。データを消去する項目を選んで、右下の[閲覧履歴データの消去]ボタンをクリックすれば作業完了です。チェックを入れた項目のデータ消去完了です。
データの消去によって、Chromeが重くなっていた原因を解消し、動作の高速化が図かれるものの、それぞれのデータは各々役割もあるのでその弊害に着いても理解した上で、上記の処理を行いましょう。
閲覧履歴データの意味と役割
- 「閲覧履歴」 過去に閲覧したサイトのURLやタイトルの履歴が記録されています。閲覧履歴の保存期間は、ブラウザやその設定によって異なりますが、通常1週間~1ヶ月程度保存されます。
- 「ダウンロード履歴」 PDFファイルやZIPファイルなど、ダウンロードした履歴が記録されています。
- 「クッキー」 [閲覧履歴データの消去]のポップアップ画面では、「Cookieと他のサイトやプラグインのデータ」と表示されています。クッキーは、ログインが必要なウェブサービスや最適な広告(リスティング広告)を表示する時などに使われるデータです。1つひとつのクッキーデータのサイズは小さいですが、どんどん溜っていくので侮れません。
- 「キャッシュ」 閲覧したウェブサイトのデータを使用しているパソコン内に一時保存します。再度同一のサイトを閲覧しようとすると保存されている情報をすばやく高速表示してくれます。反面、一時保存情報を表示するため、最新のサイト情報が表示されない場合があります。
【削除してしまうと…】
削除してしまった範囲、例えば「全て」削除してしまえば、保存されている閲覧履歴のすべてが見られなくなります。
【削除してしまうと…】
「閲覧履歴」と同様、保存されているダウンロード履歴が見られなくなります。
【削除してしまうと…】
クッキーデータを削除してしまうと、その場で何らかのサービスにログインしていたとしても、再度ログインする必要が発生します。
【削除してしまうと…】
キャッシュを削除すると、閲覧サイトの情報を新たに表示するために情報をダウンロードしなければならず、表示に時間が多少掛かることになります。
[閲覧履歴データの消去]の際には、その消去の期間も設定できるので、必要に応じて設定しましょう。「キャッシュ」や「クッキー」によってスムーズに、そして高速で処理が行える場合もありますが、ブラウザを使い込めば使い込むほどに、データも溜って行きます。たまにはデータをクリアして、ブラウザをリフレッシュして上げることもいいのではないでしょうか。
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