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毎週、スタッフが選んだおすすめの1本を特別レンタル価格100円で紹介する「今週の映画」。今週は、俳優でもあるブライアン・グッドマンが監督・脚本を手がけ、自身の壮絶な半生を基に作り上げた『クロッシング・デイ』。犯罪が日常となっているサウス・ブロンクスで生まれ育った主人公とその親友。環境には抗えず若くして盗みを繰り返し、今では裏社会の集金係として日銭を稼ぐ2人。主人公は愛する大切な妻子がありながら、酒やドラッグにはまり、やがては強盗の罪で刑務所入りとなる。出所後には家庭のために更生しようとするがその道は想像以上に険しかった。悪の道から抜け出せないがナイーブな優しさを持つ主人公を演じたのはマーク・ラファロ、そして兄のように彼を庇護しながらも犯罪にも誘う友人役にイーサン・ホーク。彼らの抑制の利いた説得力溢れる演技が、掃き溜めのような人生から抜け出そうとする2人の葛藤を描いた本作を、作り物とは感じさせないリアルな人間ドラマにしている。派手なアクションや展開は無いが、人生における選択の重みについて考えさせる作品。主人公の選択の鍵となる息子の眼差しがいつまでも印象に残る。
解説
実際に治安の悪いサウスボストンで育ち、当然のように犯罪に手を染めて育ったブライアン・グッドマン監督自らの半生を綴った自叙伝を映画化!監督本人役をマーク・ ラファロ、親友役をイーサン・ホーク、2人のギャングを支配下に置く組織のボスを監督自らが演じた。
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