Googleのウェブスパムチーム責任者Matt Cutts(マットカッツ)氏は2014年5月20日の自らのTwitterで、パンダの大規模アップデート「Panda 4.0 update」を実施し、検索アルゴリズムの更新を開始したことを公表しました。同氏は今年3月に開催された「SMX West 2014」において、次世代のパンダアップデートの準備を進めていることを明らかにしていました。その際、パンダアップデートの具体的な導入時期や詳細については触れられておらず、今回の「Panda 4.0 update」がその次世代パンダアップデートに該当するかは不明です。
今回のパンダアップデート「Panda 4.0 update」が注目されているのは、今までのデータ更新(2011年2月に大規模アップデートを実施、またアナウンスなしに都度アップデートを実施)と異なり、検索ランキングに関わるアルゴリズムを見直している点にあります。検索結果の表示順位に大きな変動があるとされ、サイト運営者にとって自サイトの検索流入や順位に影響が出る可能性が大きいとのことです。
SEMリサーチによると、「日本国内でも先週末(5月17日~)、本日と比較的大きな検索順位変動が確認されている」とのことです。
パンダアップデートは、検索ユーザにとって内容が薄く低品質なコンテンツが検索上位に表示しないように、また高品質なサイトが適切に上位表示されるようにコンテンツの品質評価に関わる検索アルゴリズムのアップデートとのことです。Matt Cutts氏によれば、「小規模サイトや事業者にポジティブな影響が出る」とコメントしています。とはいえ、サイト運営者にとって当面は検索ランキングおよび検索流入数から目が離せませんね。
関連記事:Google、パンダアップデート4.1をリリース。いくつかの検索アルゴリズムを追加(2014/10/4)
0 件のコメント:
コメントを投稿