iTunes スタッフメモ
毎週、スタッフが選んだおすすめの1本を特別レンタル価格100円で紹介する「今週の映画」。今週は、レズビアンのカップルと2人の子供たち、そして彼らの生物学的父親である精子提供者という現代的な家族をめぐるドラマ『キッズ・オールライト』。これまでに数々の映画賞に輝くアネット・ベニング、ジュリアン・ムーアという当代きっての演技派女優が長年連れ添った中年の同性夫婦という難しい役柄を自然かつ説得力を持って演じ、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ、『ハンガー・ゲーム』のジョシュ・ハッチャーソンというハリウッドでも期待の若手俳優が繊細な思春期の子供たちを体現。また彼らに不思議な形で関わることになるオーガニックレストラン経営者役のマーク・ラファロは、その魅力溢れる自由人ぶりでアカデミー賞の助演男優賞にもノミネート。この5人による抑制が効いた真摯な演技とケミストリーが、性別も年齢も関係なく、いつまでも人は葛藤し続ける子供なんだという普遍的なメッセージが込められた本作を特別なものにしている。カリフォルニアの陽光を背景に、MGMTやヴァンパイア・ウィークエンドなどがフィーチャーされた音楽も相まって、今の時代の空気感をも伝えてくれる愛すべき1作。解説
演技派俳優陣が魅せる、少し変わった家族の愛情を描いた感動のヒューマンドラマ!ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)は、長年付き合っている(女性同士の)カップル。同じ精子提供者を受けてそれぞれが産んだ子供、ジョニ(ミア・ワシコウスカ)とレイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)の4人で暮らしている。ママ二人と姉弟という少しいびつな家族だが、仲良く、楽しく愛情に満ちた生活を送っている。しかし、18歳になり、大学進学のための1人暮らしを控えたジョニと15歳のレイザーは、まだ会ったことのない自分たちの医学上の父親・ポール(マーク・ラファロ)に興味を持ち、こっそり会いに行くことに。オーガニックレストランを経営し、気ままな独身生活をするポールに親しみを感じた二人。しかし、親二人にもポールのことがばれたことから家族に少し異変が起きはじめる…▶ iTunes - 映画 - キッズ・オールライト(字幕版)
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