「Healthbook」(コードネーム)は、消費カロリーや歩数、様々なトレーニング(ステップ、距離など)および健康メトリック(血圧、心拍数など)を追跡、トラッキングする新しい内部アプリケーションです。ナイキのヘルスケア&フィットネス関連アプリを既に出していますが、Appleの最高経営責任者(CEO)であるティム・クック氏はナイキの社外取締役も勤めており、この経験も踏まえて「Healthbook」開発プロジェクトを成功させるかもしれません。そして、iPhoneでは血圧、心拍数などの測定はできないので、その部分をiWatchが補うことになると想定されます。
また、薬の詳細情報を入力して、スケジュールされた時間に薬を飲むように促してくれるプログラムも内蔵すると思われます。これは現在,iOS標準機能であるアラームアプリと統合すると思われます。
想定される主な機能
- フィットネス・モニタリング 消費カロリーや歩数、体重減少を管理・追跡する機能
- 健康管理
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フィットネスのトラッキングに加えて、利用者の血圧、心拍数などのバイタルサインを監視する機能。人の血圧、水和レベル、心拍数、およびそのようなグルコースレベルなどの潜在的にいくつかの他の血液関連のデータポイントを追跡することができるものと思われます。
薬の詳細情報を入力して、スケジュールされた時間に薬を飲むように促してくれるプログラムを内蔵。
アプリのインターフェース
「 Healthbook 」のプロトタイプロゴはiOS標準アプリ「Passbook」のアイコンと似ています。「Passbook」同様にカード・スタック型のインターフェースになると思われます。各カードには様々なヘルスケア、フィットネスのデータがグラフィックに表示されるようです。
iWatch
現行のiPhoneはM7チップセットにより歩数などの運動をトラッキングすることができる一方、血圧や心拍数のようなバイタルサインを測定することができません。このバイタルサイン測定については、今年出るであろうiPhoneでも機能追加する予定はないようです。Appleはこの部分の機能については、iWatchのiOS新バージョンで搭載するように開発を進めているとみられています。iWatchは少なくとも、血圧、心拍数、および歩数を測定することが可能なセンサを有するものと思われます。Appleは、小型化のために、単一のチップセットに複数の異なるセンサーをパックできる技術を開発したとの情報です。
Appleの最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏が、昨年社員に出したメッセージ「大きな計画」が、現在ロードマップ上にあることをApple社員に語ったとされています。このティム・クック氏のコメントは、「iOS 8」とウェアラブルデバイス「iWatch」、そしてヘルス&フィットネスの融合による新しいライフスタイルを創出することかもしれません。実際、Appleは昨年、健康、医療、フィットネスの専門家を雇っています。その中には、かつてナイキの顧問を務めていたJay Blahnik氏や医療ベンチャー企業「Senseonics社」の副社長を務めていたTodd Whitehurst博士などがいるとのことです。
この件から、Appleはウェアラブルデバイスの市場として、ヘルス&フィットネスのモニタリングおよびトラッキング機能を活かした医療分野への進出を考えているようです。この市場が新たな"iPhone"となるか、またスティーブ・ジョブス氏亡き後のAppleの革新的な製品になるか楽しみではあります。
▶ iWatch + iOS 8: Apple sets out to redefine mobile health, fitness tracking | 9to5Mac
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