iBooks スタッフメモ
毎週、スタッフが選んだおすすめの一冊を特別価格で紹介する「今週のブック」。今週は昨年メフィスト賞を受賞した周木律のミステリー小説「眼球堂の殺人」。著者のデビュー作となった本作は、難解な台詞や作中で披露されるうんちくは好き嫌いが分かれるところだが、変わり者の名探偵、狂気の天才、山奥の奇怪な建築物、そこに招待されたいわくありげなゲストたち、逃げ場の無いシチュエーションで起こる連続殺人、ありえない変死体など、正続派ミステリーらしい設定と謎解きの面白さを楽しめる作品。読者への挑戦状や解説のための図面も差し込まれるなど、ミステリーファンにはたまらない、数々のギミックも散りばめられている。
ブックの説明
天才建築家、驫木(とどろき)が、山奥に建てた巨大な私邸<眼球堂>。そこに招待された、各界の才能と謳われる著名人たちと、放浪の数学者十和田只人(とわだ・ただひと)。彼を追い、眼球堂へと赴いたルポライター陸奥藍子(むつ・あいこ)が見たものは、奇妙な建物、不穏な夕食会、狂気に取りつかれた驫木、そして実現不可能な変死体。――一連の事件の「真実」を、十和田と藍子は「証明」することができるのか?
▶ iTunes - ブック - 周木律「眼球堂の殺人 ~The Book~」
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