今回、Gmailでの添付画像の自動表示を可能にする仕様変更を発表しました。今までは添付画像を表示させるか確認のボックスが表示され、その度に"表示"をクリックしていました。それが今回の仕様変更により、ストレートにメール内に画像が表示されることになりました。
ユーザにとってのメリットは、[下記の画像を表示]をクリックするひと手間がなくなるということです。これまではセキュリティ面での問題(マルウェア対策)で直接画像を表示させないようにしていたわけですが、Googleの「Official Gmail Blog: Images Now Showing」では安全面について、Googleのセキュリティで保護されたプロキシサーバを介して画像を表示させるので安全だと言っています。
Googleがメール画像の管理をすることで、今までメールを開いた際に添付画像を読み込ませてユーザ情報を得ていた企業は情報を得られなくなるものと思われます。この観点ではユーザに利するところがあると言えます。ただ、逆にGoogleはユーザ情報をより管理しやすくなることも確かでしょう。
今回の仕様変更は今日(12月13日)からPCのGmailに実装し、来年(2014年)初頭にはAndroidのGmailアプリにも実装する予定だそうです。
もちろん、Gmailの[設定] > [全般]の[画像]で[表示する前に確認する]をオンにしておくことで、今までのように[下記の画像を表示]をクリックすることで見るようにできます。けれど、その際もGoogleのプロキシサーバを介して画像表示されることに変わりはありません。
※下記の画像は私のGmail設定画面ですが、 タイトルがなぜか[画像]ではなく[外部コンテンツ]となっていました。他の人何人かに設定画面を見せてもらったところ[画像]となっていたので、何かのバージョンの違いなのか分かりません。機能は同じだと思います。
この仕様変更はユーザビリティの向上だけでなく、むしろユーザ情報の管理やコンテンツ配信などGoogleのマーケティング戦略に則った仕様変更ということが言えるようです。
【News Source】Official Gmail Blog: Images Now Showing
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