ページ

2013-10-22

Synergy、複数のパソコンを1台のPCのキーボード、マウスで操作できるマウス・キーボード共有ソフト。複数の、あるいは異なるOSマシンをひとつのマウス・キーボードで操作するならこれ!

Synergy、複数のパソコンを1台のPCのキーボード、マウスで操作できるマウス・キーボード共有ソフトです。Windows、Mac OS X、そしてLinuxマシンで利用することができます。Linuxマシンには基本、縁がないのですが、Windowsをデスクトップとモバイル、あるいはWindowsマシンとMacをいっしょに利用する機会がある人には便利なソフトです。
Synergy Blog - News from the Synergy teamから「Synergy 1.4.14 released」のお知らせが届いたので、今回のブログはSynergyについて記します。




私は現在、会社でWindowsデスクトップのキーボードをモバイルPCと共有で使い、Macは画面共有切替で別のキーボード・マウスを使っています。いちいちキーボードとマウスを切り替えて使うのは面倒ですよね。ただ、現在の環境は当ブログ「LINK8(リンクエイト) 2台のPCを1つのキーボードとマウスで共有操作」で紹介ましたが、LINK8(リンクエイト)で物理的にマシン同士を繋いで共有しています。これはこれでいいのですが、LINK8(リンクエイト)は2台のPCしかサポートしていません。また、Macはサポートしてないので繋ぐことができません。

PCの使用環境で3台以上、あるいはWindowsとMacなど異なったOSマシンを扱うのであれば、Synergyでひとつのマウスとキーボードで作業ができるのはいいですね。何より机の上がすっきりします。


ダウンロード & インストール


マウス・キーボードを共有したいマシンにSynergyをダウンロード、そしてインストールします。



マウス・キーボードを共有するマシン全てにSynergyをインストールしたら、サーバとクライアントの設定を行ないます。マウス・キーボードを繋いで操作するマシンがサーバ、このマウス・キーボードを共有して使用するマシンがクライアントです。

クライアントにするマシンの設定


クライアント(マウス・キーボードを共有して操作するマシン)の設定を行ないます。Synergyを起動すると、以下の画面が表示されます。「Client(use another computer's keyboard and mouse)」にチェックして「Server IP」のテキストボックスにサーバのIPアドレスを入力します。


※サーバのIPアドレスは、サーバとなるマシンのSynergyを起動すると以下の「IP addresses:」の右側のところに表示されます。



サーバにするマシンの設定


共有するマウスとキーボードが繋がっているマシン、サーバ側マシンの設定を行ないます。サーバマシンのSynergyを起動します。
  1. 「Configure Server」をクリック
  2. 表示画面の「Server(share this computer's mouse and keyboard)」にチェックを入れて、「Configure Server」をクリックします。


  3. 操作を視覚的に指定できる
  4. 「Configure Server」画面が表示されます。サーバとクライアントがPCアイコンで表示されます。サーバの左側にクライアントAがあれば、マウス操作でサーバにしているPC画面の左にマウスを移動するとクライアントAの操作に移動できるようになります。PCアイコンの配置位置はドラッグ&ドロップで移動することができます。
    今回の例ではクライアント・マシン1台ですが、複数のクライアントを指定・配置したい場合には上記のクライアントマシン設定を各々のマシンで行なうだけでOKです。

  5. 「Screen Setting」画面での設定
  6. 表示されているPCのアイコンをダブルクリックすると「Screen Setting」画面が表示されます。「Screen name」の変更やキー操作の割り当て等の設定を行なうことができます。


実際にSynergyを稼動させる際は、クライアント側とサーバ側のSynergyの最初の画面右下にある「Start」ボタンをクリックすればOKです。今回は2台のマシンを繋げるだけの尚且つ同じWindowsマシン連携ですが、3台以上、あるいは異なるOS間でも同じようにできるということです。自分のパソコン環境に合わせて使ってみてはいかがでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿