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2013-07-09

メールクライアント「Mozilla Thunderbird」データのバックアップとインポートについて

メールクライアントとしてMozilla Thunderbirdを使っている人ってどのくらいいるんだろう?わたしの場合はノートPCのメーラーがThunderbird、会社のPCはBecky!、Macではメールを使っています。WindowsノートPCはデスクトップに比べて買い替えの頻度が高く、また事故での破損で突然使えなくなることも考えられます。メーラーの再設定を行なうのも結構な時間を取られます。何より、今までのメールのデータが無くなってしまうことを考えるとメール・データのバックアップは必須ですね。バックアップさえ定期的に取っていれば、設定はもとよりメールデータの復元も容易に出来てしまいます。ということで今回はメールクライアント「Mozilla Thunderbird」のデータ・バックアップとその復元方法について記します。


Thunderbirdのメッセージや設定情報(アドレス帳や個人設定情報など)データは「プロファイル(Profiles)」フォルダの中にある「********.default」というフォルダ内に保存されています。このフォルダを定期的に保存することで不慮の事故やパソコンを買い換え、あるいは他のPCにも同様の設定を行なうなどの場合にも復元・利用することが可能です。
    プロファイルのデータについて
    • メッセージデータ(Mail フォルダの各アカウントのフォルダ内)
    • 個人用アドレス帳 abook.mab
    • 記録用アドレス帳 history.mab
    • Thunderbird の設定 prefs.js
    • ユーザ名とパスワード情報 signons.sqlite, key3.db
    • セキュリティ証明書  cert8.db
    • 迷惑メール判別基準データ training.dat
    • メッセージフィルタmsgFilterRules.dat (Mail フォルダの各アカウントのフォルダ内)

Thunderbirdデータのバックアップ

  1. フォルダを開く
  2. まず、フォルダーを開きます(この際のフォルダは何でもいいです)。


  3. アドレスバーに該当パスを入力。
  4. 下記のパスをフォルダ表示したアドレスバーに入力します。
      %APPDATA%\Thunderbird\Profiles

  5. プロファイル(Profiles)フォルダ内容表示
  6. Thunderbirdのプロファイル(Profiles)内容が表示されました。「Profiles」フォルダ内に「********.default」という名前のフォルダがひとつだけ確認できます。このフォルダをバックアップしておけばいいというわけです。バックアップ場所は同じパソコンにはせずに、自前のバックアップサーバや他のパソコンに取っておくことをオススメします。


Thunderbirdデータの復元

  1. フォルダを開く
  2. バックアップ時と同じようにフォルダーを開きます(この際のフォルダは何でもいいです)。


  3. アドレスバーに該当パスを入力。
  4. ここもバックアップ時同様に下記のパスをフォルダ表示したアドレスバーに入力します。
      %APPDATA%\Thunderbird\Profiles


  5. 「********.default」フォルダを削除
  6. 「********.default」フォルダを全削除します。バックアップしてあるファイルをそのままコピーして終了です。これでバックアップを取った時点と同じものが復元されたはずです。


    データの在り処さえ分かっていれば、バックアップはすごく簡単ですね。これを定期的に行なうようにしましょう。自分のためですからね。バックアップを取るやり方はこのマニュアル作業でないやり方もあります。バックアップツールなども出回っているようです。下にツールの紹介サイトを載せておきました。でもこのやり方が一番簡単です。
    わたしはこのやり方でかれこれ数年行なっています。PCを買い換えたとき等はすごく重宝しています。バックアップもインポートもこんなに簡単にできちゃうので処理を行なう際のストレスもありません。ただ、バックアップを古いMac miniをデータ・サーバとして使っており、バックアップ時間が少々かかるのが難点です。

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