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2013-07-26

iOSアプリ開発事始06:「Xcode」はじめにざっくり理解しておこう!

前のブログ「#03:Xcodeのダウンロード・インストール」で、App StoreからXcodeのダウンロード・インストールについて記しました。あれから大分経ってしまいましたが、今回はインストールしたXcodeの画面構成と主な要素についてざっと理解しておこうと思います。


Xcodeって何?


Xcode(エックスコード)は、ソフトウェアを開発するためにアップルが無料で提供している統合開発環境 (IDE)です。OS Xに付属する形で配布されています。Mac環境での開発を支援するツールですね。これがないとiOSアプリの開発は始まらないといっていいでしょう。OS Xの初期状態ではインストールされていないので、使用するにはMac App Storeからダウンロードする必要があります。

Xcodeの起動画面


Xcodeを起動すると、まず最初に「Welcome to Xcode」の画面が表示されます。
  1. 実行メニュー
    • Create a new Xcode Project
    • 新規プロジェクトを作成
    • Connect to a repository
    • 古いバージョンのXcodeで作成されたプロジェクトの対処方法
    • Learn about using Xcode
    • Xcodeの使い方についての学習ガイド(英語)
    • Go to Apple's developer portal
    • Apple Developerサイトへのリンク
  2. Recents
  3. 最近使用したプロジェクトが一覧表示されます。この一覧に表示されたものをクリックすれば、前に行なったプロジェクトを直ぐにはじめることができます。
  4. Open Other
  5. 既存プロジェクトをFinderから開くことができます。メニューバーでの「File」→「Open」と同じ処理を行ないます。
  6. Show this window when Xcode launches
  7. 「Welcome to Xcode」画面を起動時に表示する、しないを選択します。表示しない場合にはチェックを外します。「Welcome to Xcode」画面が表示されない場合には、メニューバーで処理を指定します。ちなみに、プロジェクトの新規作成はメニューバー「File」→「New」→「Project」か、キーボードショットカット「⇧ + ⌘ + N」で行ないます。


新規プロジェクトの作成


「Welcome to Xcode」画面で「Create a new Xcode Project」、メニューバー「File」→「New」→「Project」などで新規プロジェクト作成処理に移行します。すると、まず新規プロジェクトに使用するテンプレート選択画面が開きます。
  1. テンプレート選択画面【Choose a template for your new project】
  2. 【Choose a template for your new project】とダイアログ表示されたテンプレート選択画面が表示されます。あらかじめ用意されているプロジェクトのテンプレートから、作りたいアプリに一番近いものを選んで、必要な部分を修正することでアプリを作ることができます。

    1. 作成アプリのOSを選ぶ
    2. 作りたいアプリのOSを指定します。iOSまたはOS Xのどちらかを選択します。ここでは「iOS」「Application」をチョイスします。
    3. 使うテンプレート選択
    4. あらかじめ用意されたテンプレートの中から自分の作りたいアプリに近いものを選択します。ここでは最も基本的なテンプレートである「Single View Application」を選択します。
    5. 選択されたテンプレートの詳細表示
    6. 2で選択したテンプレートの内容説明が表示されます。

    設定項目を選んだら「Next」で次の画面に移行します。


  3. プロジェクト情報を入力

  4. Choose options for your new project】とダイアログ表示された新規プロジェクト情報入力画面に遷移します。プロジェクト・タイトルなどの情報を入力しましょう(すべて英語で入力)。

    • Product Name:プロジェクトのタイトル。アプリの名前になる。
    • Organization Name:作成者の名前。個人or会社の名前を入力。
    • Company Identifier:個人・会社を特定する固有ID。App Storeにアプリを出品する際に必要な識別名。ドメインを逆にしたものを使うのがベターらしいです。
    • Class Prefix:自動生成されるクラスの接頭辞。
    • Device Family:iPhone、iPad、Universalのどれかを選択。
    • Use Storyboards:ストーリーボードの使用選択(チェックしましょう)。画面の設計支援ですが、iOS 5以降にのみ対応なので要注意!。
    • Use Automatic Reference Counting:自動参照カウントの使用選択。オブジェクトを作ったり消したりといった管理を勝手にやってくれる機能です(これもチェック)。
    • Include Unit Tests:単体テストを行なうかを選択(チェックですね)。


  5. 保存場所の指定

  6. 新しいプロジェクトを保存する際の指定を行ないます。

    1. 保存場所を指定
    2. 保存場所を任意に指定することができます。
    3. 「Source Control」にチェック
    4. 「Source Control」のチェックを付けておくと、Gitリポジトリーを作成します。
    5. 「Create」で保存


保存場所の指定で「Create」をクリック。これで新規プロジェクトが無事に作成されました。すると、次にワークスペースの画面に遷移します。ワークスペースの説明はちょっと長くなるので、次回ブログで記すことにしましょう。今回はここまで。


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